ホワイト企業・組織とは何か
ホワイト企業・組織の定義は諸説あるが、一般的には次のような職場環境らしい。
・労働時間が短い
・残業がない・少ない(残業代がなくても賃金・給与・賞与が高い)
・休暇が取りやすい
・離職率が低い
・オンとオフが明確にできる
・性善説で監視されない
・年齢層に隔たりがない
・備品購入等の金銭について余裕がある
・達成可能な目標設定・ノルマが課せられる(背伸び目標なんかも問われても少なかったりするし給与・賞与も目標設定の結果如何に問わずあまり変わらない)
職場環境をホワイト化させた場合の弊害
https://agora-web.jp/archives/230824010602.html
や
https://denkenden.com/entry/white-kigyou-aruaru
など様々なところで語られ始めたホワイト企業・組織の弊害。
おおむね同じ内容を経験している。
・ハングリー精神がなくなる
・指示待ちの人が増える
・視野が狭くなる
・挑戦しなくなる
・(互いに支えあうことができ属人的な要素が少ないが故)自分が居なくても会社は回ることによる虚無感を感じる
何か問題があっても先送りで和気あいあいとのんびり働ける反面、自己研鑽に励む人は少なくなる。快適な環境の維持が前提となる。
物足りなさ
常日頃から学びなおしを行い積極的、主体的、能動的に働きたい人にとってホワイト企業・組織はなかなか物足りないことになるのかなとも感じた。ブラック企業・組織が頑張ってホワイト企業・組織になるとそれはそれで物足りなさと感じなくなる人も間違いなく一定数いるはずだ。問題意識が問われない環境(問題提起を積極的にする必要のない環境)では解決したい、解決すべきと考えるべき要素がいわゆる「ブラック企業・組織」に比べて相対的に少ないのではないかと推察する。自動化を行うにしても目の前の仕事で手一杯で仕事が休めない、入力ミスやシステムトラブルで毎日大変だという環境で自動化・安定化させるのと、人気企業で人はいくらでも集まるし切羽詰まって仕事をするようなことがなく休みも取り放題の環境では自動化のニーズなんてあればいいかもしれないけどそうそうありゃしないということになる。金銭的な余裕もあることから転職してよりよい状況で頑張りたいというインセンティブも起きにくい。それはそれで良いことかもしれないけど結果として次の目標がないというか目標がなくても何とかなる生活になる。
結局どちらがいいのかは人次第・・・
必ずしもホワイト企業・組織が万人受けすることもないと感じるようになった今日この頃。ハラスメントやサービス残業で過労死するような環境はいかがなものかと思う一方で極端なホワイト企業・組織はQiitaの投稿者や読者の皆さんは合わない人も多いのではないかと思う。極端なホワイト企業・組織に属するようになるとQiitaすら見る必要性もなくなるだろう。でもそれってどうなんだろう。