アラフォーでもアラフィフでもそれなりに食べていくために
ITに携わる者として自身の年齢や転職回数をが気になる人も多いと思う。
昨今の人手不足の状況でやや気にしなくなってきているものの特に雇われプログラマーは第一線を渡り歩いていれば別だが30代後半以降では忌避されることも多いのではないかと思う。40代ならまだしも50代になるとやはり厳しくみられると思う。日本では雇用の流動性がまだまだ低いのが事実だと思う。そんな中でアラフォーでもアラフィフでも仕事を変えることができるきっかけをもっておくにはどうしたらよいのか。実際に転職をするかどうかは別として常に動ける状態になっておく・・・というのは時代の流れ的に必要不可欠に思える。
BPR経験を積む
BPR(Business Process Reengineering)は一言でいうとすると業務プロセス改革・改善。多くの場合で最適なITツールの活用、自動化もスコープに入る。日本の多くの企業では生産性の低さが話題になるが、生産性を高くするのもBPRの一環。実はこの領域、若い人や転職回数が少ない人はまず勝負ができないことが多い。なぜなら企業全体・部門横断的に、ときには経営者から中間管理職から現場まで巻き込んで仕事をするのって若手じゃ無理というか相手にされないことが多い。そして一つの企業での経験より多種多様な複数の企業・環境で実績を積み再現性がある方が、実際に任せたときに仕事が上手くいくかどうかの賭けに臨むとき採用の決め手になるというか信用されることが多い。DX推進と言っているのが実はBPRだったりすることも多い。
BPRをどこで積むのか?
フリーランスで受託開発だとやや厳しいかもしれないが正直どこでも積めるはず。それこそ、日本ではIT業務の多くも生産性が低いと感じることが多い。システム開発であれシステム運用であれまずは自分自身の担当領域は本当に最適化されているのかと疑問を持ってみる。時間を短縮できることは何かないのか・・・そして何かできそうならできるところからまずは着手して少しずつ実績を積む。これも立派なBPR。これを積み上げて職務経歴書に書くことが増えればしめたもの。そして少しずつでもいいから範囲を広げて会社全体・・・ 総務手続きでも良いし、経理手続きでも良いし、それこそMicrosoft 365が導入されている企業なら会議調整をMicrosoft Bookingsを使うことで自動化して面談時間の無用なやりとりをなくしましたとかやれることはいくらでもあると思う。
BPRの求人
BPR 求人と検索すると最近求人をかなり目にすることが多くなった。10年前より明らかに増加している。どれも若手・20代じゃ無理っぽい要件、案件ばかり。経営陣から現場まで、20代から60代の人まで巻き込んで推進していくなんて・・・。 若くてもアラサー、いや、アラサーでできるのかという仕事内容でアラフォー、アラフィフ位がちょうどよさそうなものが多い。年齢、転職回数・環境変化の回数がプラスになるお仕事であることは間違いない。
ということで、BPRを意識してキャリア形成をしてみてはいかが。アラフォーでも2回仕事変わりましたが、私はBPRを意識していてよかったと思っています。