LoginSignup
11
14

More than 3 years have passed since last update.

MicrosoftがRPAのリーダーになる日が来たか O365 Microsoft Flow から Power Automate へ (既に検証可能)

Last updated at Posted at 2019-11-06

※2019/11/18現在、日本契約でもUI flow(preview)のスイッチオンができるようになっていました!Flowのライセンスがあってもmy flowからUI flow (preview)タブを選択しさらに下図Sign upを押さないと使えませんでした!
截屏2019-11-1810.57.45.png
截屏2019-11-1810.56.12.png

先ほどMicrosoft Ignite 2019にてパブリックリリースがあったようだ。新たなソリューションの検証ができる環境にもなっている模様。現在のRPA ないしは主要なツール名で UiPath, WinActor は画面のクリックや操作を自動化するイメージ(Excel マクロがExcel 以外に広がったイメージ)だったが、マイクロソフトが追いついてきたようだ。サブスク型の安価なサービス、内製化を意識すると大きくプレーヤーが変わる可能性が出てきた。

RPA ないしは UiPath などのツール導入が上手くいかない理由として私自身は大きく三つの課題を認識している。
(1)Data to Data で(例外もある程度考慮し)直接システム間インターフェースさせてしまった方が正確性が高いし速い。何らかな新たな仕組み作りを構築した方がAs-Is現状オペレーションそのままのファイルや紙媒体などにしてそれを正にしてOCRにしても手入力にしてもデータ化する、チェックするということは煩わしいし時間がかかる。
(2)初期費用(ライセンス、開発費用)が高額、思った以上に結果が出ない
(3)ビジネスプロセスの棚卸しをせずRPAを導入することで、本来不要な業務を自動化することに時間、コストがかかることがある

Flow ないしは画面操作機能のRPAが追加されたPower Automateは(1)と(2)について解決される可能性が高い。システムトリガーで連携させてしまうものはそれができる一方でUIが絶対に必要なものはそれはそれで対応できるという一石二鳥のソリューションが安価に商用利用で使えるようになったから。
但しシステム間連携が多くなればなるほどデータ変換が伴うケースが多いのでETLツールかデータベース上で何らかの処理を施す必要性はあるものの魅力的なソリューションに見えた。と言うのも、すでにFlowでは:
・コネクターが豊富にあり、トリガー定義が容易(300近いアプリ、サービスと繋がる)、テンプレートも豊富にある
・ステップバイステップでワークフローの定義ができる
・DBはもちろんだが、基本的なファイル操作(O365, G Suite上のものも含む)に対応できている
で、さらに今回、GUI対応もできるようになった!ということで、試さないわけにはいけない。少し時間はかかるがUiPathとの比較も近日していこうかと思っています。

Power Automate の RPA (Flow UI App) 利用方法

※2019/11/7現在、インストール手順を踏みましたが日本では利用できないようです。
uiflows3.png

2019/11/18現在、下図Sign Up をクリックするとUI flow の登録ができるようになりました
截屏2019-11-1810.49.38.png

截屏2019-11-1810.49.52.png

"Create a UI flow"が表示されれば使えます!

https://docs.microsoft.com/en-us/flow/ui-flows/setup?WT.mc_id=M365-MVP-5003348#install-the-ui-flows-app
RPA機能はThe Flow UI AppやSelenium IDEをダウンロードしてインストールが必要。文中にインストーラーの場所がある。Chrome/Edgeの拡張機能も有効にする。実行トリガーやスケジュールはクラウド管理できるがオンプレミスゲートウェイが必要。(素晴らしい!Power BI で使うものと同じゲートウェイのようだ!統合化もここまで来たか!)

Power Automate ライセンスを購入するかトライアルをオンにしておく必要があると書かれているが、購入可能サービス一覧になぜか現時点では見当たらない。Microsoft Flow Free というもので大丈夫そう。
※検証の結果、2019/11/7現在、インストール手順を踏みましたが日本では利用できないようです。 2019/11/18現在、上記の通り、日本でも利用可能になっています。

flowにログインすると左上のアプリ名がPower Automateに変わっている(ただし、日本語をブラウザ表示にしていると「フロー」のまま)ので、大丈夫(下図参照)。知らない間に名前が変わっていて驚いているユーザーも多いと思う。flowの後継がPower Automateということらしいので、しばらくはflowという名前が混在して混乱しそう。

Prerequisites(前提条件)
・Either a paid or trial Power Automate plan.(前述のライセンスはこのこと、まだO365管理者コンソールには反映されていないのでflowを利用)
・A work or school account to sign into both Power Automate and your Windows device.
・A device that runs Windows 10, Windows Server 2016, or Windows Server 2019.
・A US (QWERTY) keyboard attached. (英語キーボード)
・The next version of Microsoft Edge or Google Chrome.
・An environment with a Common Data Service database.

参考資料

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/05/news070.html
https://ascii.jp/elem/000/001/969/1969464/
https://japan.zdnet.com/article/35144883/
https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/436/436449/
https://venturebeat.com/2019/11/04/microsoft-rebrands-flow-as-power-automate-adds-rpa-features-and-virtual-agents/

flow.png

11
14
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
14