無料マイクロソフトイベント登録でMCP無料受験
最近の Microsoft Ignite の東京や大阪の参加者(というか、イベント登録済であればイベント後の一定期間内に)一部のMCP試験が無料で受けられることを知った。東京のイベントに登録済だったので、早速無料で受けてきた。1万円以上の試験が無料になるのは大きい。節約した金で美味しいもの食べに行けるし。残念なこととしてはOSやDB関係の試験は無料受験の対象外。Azure, Dynamics, Power, 365系のクラウド系試験が対象。クラウド推したいマイクロソフトの意向が反映されている。現時点で大阪に登録していない人は無料試験を目的に登録もありかなあと思う。ちなみにMCPのアカウントとイベント登録のアカウントで不一致が起きているとMCPアカウントと最終的に(必要があればですが)統廃合が必要になるようです(無料枠はイベント登録したアカウントでしか受験できない、試験スケジュール時に自動チェックされます)。来年以降も同じような流れになるかもしれないので試験代を節約したい人は注視しておこう。
AWS習得済の人が合格のために知っておくべきことをまとめてみた
AWSのクラウドプラクティショナー 試験またはソリューションアーキテクト(プロフェッショナルないしはアソシエイト)合格者・習得者であれば十分に合格ゾーンであり(現行試験であれば)満点を狙える資料を作成してみた。半日もかけずにAzure Fundamentals 基礎試験に合格できるはずだ(目指せ!ダブルホルダー!)。ちなみに私のスコアは1000点満点中900点台前半で合格ラインは700点なので余裕だった。
まず当試験問題はAWSクラウドプラクティショナー試験と出題は似通っている(但し、はい・いいえの二択回答やドラッグドロップがあり回答方法がAWS試験と若干異なることがある)。基礎知識が聞かれるAZ-900のAzure試験はクラウドの一般常識問題も相当数出題されるので、AWSと共通概念でAzureどうこうという話ではない出題もかなりある(だからすぐに合格ラインに達成できる)。AWSであるようなリージョンやアベイラビリティーゾーン、ハイレベルなネットワークの考え方はほぼ一緒(だから勉強時間も少なくて済む)。製品名称の違いはあるので名称は覚えないといけない(と言っても全てを丸暗記しなくても名前からサービスは想像できる)。ということで、以下が当該試験で必要な整理資料だ。
追加で必要な学習内容
どちらかというとメジャー?なサービスでAWS相当との紐付け(左側のサービスみなさん分かっていますよね・・・AWS技術者で知らなければ把握しておきましょう):
EC2 -> "Virtual Machines"
RDS -> "SQL Database"
S3 -> "Storage Account"
Redshift -> "SQL Data Warehouse"
Lambda -> "Functions"
DynamoDB -> "Cosmos DB"
CloudFront -> "Content Delivery Network (CDN)"
ELB -> "Load Balancer"
Route53 -> "Traffic Manager"
EFS -> "File Storage"
Shield -> "DDoS Protection"
Athena -> "Data Lake Analytics"
Elastic Beanstalk -> "App Service"
どちらかというとマイナー?なサービス、
ハイレベルで何ができるか覚えておくこと:
"Information Protection"ドキュメントやメールのラベル付けや機密保護
"HDInsight"Hadoopクラウドサービス(HDはHadoopからきている?)
"AI bot"チャットボット
"IoT Hub"IoTデバイス接続、監視等
"Machine Learning"機械学習
"Databricks"スケーラブルAI処理
"DevTest Labs"開発/テスト環境
"Advanced Threat Protection"脅威保護
"Event Hub"Web サイト/アプリ/デバイスからのビッグデータストリームを処理
全体に影響するサービス:
"Marketplace"サードパーティーアプリ/サービスの購入可能場所
"Monitor"ログに基づくパフォーマンス監視、分析
"Log Analytics" 各種ログ収集、分析
"Application Insights" (Web)アプリのログ収集、分析
※基本はMonitorという製品があり、その下でいくつかのモジュールがあるというイメージで良さそう(サービス統廃合があるそうです)
"Advisor"構成や使用法分析、コスト削減提案
"Firewall"通信許可・拒否
"Security Center"オンプレ含めたセキュリティ管理、ポリシー準拠、
Advanced Threat Protectionとの脅威保護連携
"Security Trust Portal - Compliance Manager" 法的リスク評価、監査
"Service Health"サービス正常性確認ダッシュボード、アラート管理
ポータル・サービス操作方法:
Portal (portal.azure.com) (+ポータルからアクセスする Cloud Shell)
CLI / SDK
PowerShell (※AWSにはない)
※Mac, Linux, モバイルからもWebのポータルやPowerShellなどで操作できる。なお、PowerShell Core はWindows, Linux, MacOSのみでAndroid, iOSはない。
認証系:
(Azure) AD 認証基盤、ユーザーやグループ、デバイスの登録先
AD Identity Protection アカウント保護
Azure Key Vault 暗号化キー保管
(ユーザーの認証ではない(ユーザーはADである)ことに注意)
※オンプレのADのほとんどの機能ないしは上回る機能を今やAzure AD系列のサービスで対応可(ユーザー、グループ、グループポリシー、デバイス(PC、モバイル)などなど)
管理のヒエラルキー:
Management Group
Subscriptions (一企業なら通常はこのレベルから、部門別に管理者を配置する、権限を分けるなど)
Resource Manager(リソース管理役割)
Resource Group(リソースのグルーピング)
Resource(Virtual Machinesなどリソース自体)
サポートプラン:
Basic (無料) -> Developer -> Standard -> Professional Direct -> Premier
テクニカルサポートはDeveloper以上のプランが必要
https://azure.microsoft.com/ja-jp/support/plans/
Basicの無料が何に対応しているか、有料になると何が増えるか、
最高ランクのPremierしか受けられないものは何かは覚えておきましょう。
以上です。
当該試験で上記以外に必要な追加の習得内容は現行試験ではあまりないと思います。
では満点近い合格を祈念します。
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取得済免許・資格(ITだけでも50近くの試験を受けてきました):
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