Microsoft Bookings に関する日本語の資料をまだほとんど見かけない。お店の予約ツールを考えてしまうと多数ありこのツールのメリットはなさそうだが、すでにO365で管理している企業のスタッフまたは個人のスケジュールと自動連動させる目的ではこちらのツールが非常に良さそう。セルフサービス型予約システムで対外的にやり取りするに意外に便利だったので活用事例を共有します。私自身自らのスケジュールをO365で管理しており、O365 Business Premium を契約しています。Outlookの予定表でスケジュール管理しています。このBookingsですが、お店の予約システムを考えるとGUIの表現や情報が不十分でうーんと悩んでしまいますが、便利に利用が想定できる活用例として
(1)個人がお客様や企業に対してスケジュールを公開して予約を入れてもらいたいパターン
(2)企業が企業に対してまたは個人に対して予約を入れてもらいたいパターン
が考えられ、O365上の自分の/企業の空きスケジュールに自動反映できれば大変スケジュール管理が楽になります。典型的な応用パターンとして面談日時調整があります。
面談日時調整
転職やフリーランス業務の面接日程調整で面倒なのは候補日時を事前に複数確保し相手方に伝え、相手方の返答を待つまで候補日時で良いのかどうかもわからず別の日時の提案があれば事前確保していた時間が無駄になることもありますし、これらの一連の登録、取り消しに労力がかかることが1番の問題です。移動時間や準備時間を考慮しなければならず、予約がないからと言って連続した打ち合わせを入れることが現実的でないこともあります。このような点を自動考慮しリアルタイムに近い形でOutlookの予定表の空き時間に相手方に確認し欲を言えば予約までしてもらえてOutlookに自動反映されれば自ら面談日時調整に手足を動かす必要がなくなります。
Microsoft Bookingsでできたこと:
(1)Outlook予定表の空き時間を示し対外的な人が(ユーザー認証をあえてさせることなく、またはMicrosoft認証をさせることもできる)スケジュールを登録、変更できOutlook予定表に自動連動させる(若干のタイムラグがありますがほぼリアルタイム)。
(2)登録できるタイムスロットは事前に定義しておき、価格も提示できる(ただし決済機能はないし・・・使う人いるの?)。例えば1時間面談、1.5時間面談、2時間面談を0円で3つ作成しておき、対外的な人はこれらを選択してOutlookの予定表に登録や変更ができる。前後に必要となるバッファー時間は種類(Bookingsではサービスという名前)毎に変えられる。
(3)対外的な人には対応可能時間の候補のみ表示するので、それ以外の情報がどうなっているかは見えない(Outlook予定表を直接公開しているわけではない)。
(4)何日先まで予約可能か決めることができる(例えば常に1月先まで)。
転職を考えるとした場合(私が今考えているとは限りませんよ😁)、平日の例えば朝か夕方以降のプライベートな時間のみ対応可能時間にしておくか日中も連続して可能時間にはしておくが仕事などの予約で時間帯を自ら押さえれば自動でその時間帯は予約できなくなるので便利。いくつか候補日時を提示しお互いダメというやり取りではなく、親切に一つは提示するがそれ以外であれば公開している空き時間を確認して頂けないかと言ったやり取りも可能(というか私がしていたりします😁)。
予約をした人にOutlookの会議通知を自動送信できるのですが、
うざいと思われるのは嫌なので、私は送信はしないようにしています。😁
電話で日時即決ならともかくメールの送受信でエージェントを介して面談日時調整。。。って本当に今までしんどかった。