はじめに
- 読んだ本について
- 書名:小さなチーム、大きな仕事 働き方の新スタンダード
- 著者:ジェイソン・フリード、デイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン
- ベースキャンプの創業者と開発者
- 発行年:2016年
- 発行所:株式会社 早川書房
- ビジネス創成の為の考え方が細かいセンテンスごとに記載されている非常に読みやすいビジネス書
- ITエンジニア本大賞2014年ビジネス書部門大賞を受賞
- 読むきっかけ
- もうすぐ社会人3年目となる為、本からもインプットを得たい
- 本を探していたところ、ITエンジニア本大賞が目に入ったので、過去の大賞から選んで読んでみた
- 当記事について
- 本を読んでみて、特に印象深かった点をいくつか抜粋し、要点と感想を記載
「初めのうちは詳細を気にしない」
要点
- 建築家が設計の初期段階で家具の配置を決めないように、アイデアに対しても初めのうちは詳細を気にしないことが重要
- 早期に詳細を埋めると意見の不一致が頻発し計画に遅れが生じる
- 実際に作り始めるまで、本当に大切な詳細に気付けないことは多い
- 最初の内は、根本的な部分を固めるべきである
感想
- もうすぐ社会人3年目となることもあり、今後のキャリアプランについて悩んでいた為、根本的な部分から考えていこうと思った
- アイデアが必要な際に、一つの案に固執することが多いので、色んな案とその根本的な部分を洗い出して比較しようと考えた
「真似てはいけない」
要点
- 真似ることは学ぶことにはなるが、単なるコピペでは意味がない
- ビジネスの世界ではコピペがしやすくなっているが、ビジネスの生活においてコピペは最も邪悪なものである
- ただのコピペでは、深部の理解が出来ず、オリジナルには近付くことができない
- 深部の理解:なぜ機能しているのか、なぜそういう仕組みになっているのかの理解
- 他の人の影響は受けるべきだが、何も考えずコピペしてしまうことはやめよう
感想
- 昔、「学ぶ」の語源は「真似ぶ」からきていると聞いて以来、真似ることを重要だと感じていたので衝撃的だった
- 特にIT系はコピペをすることが多いと思うので、コピー元がなぜその記載になっているのかを、今よりも丁寧に考えようと思った
- バランスを見て真似は続けようと思った
- 考えすぎたりオリジナルを一から作ることは時間がかかり過ぎる場合もある為
- 先人のナレッジは活かすべきである為
「あなたらしく話す」
要点
- ビジネスに携わる人は、堅苦しい言葉遣いやうわべだけの親しさ、難解な専門用語などロボットが書いたような文章になることが多い
- 言葉は第一印象の為、嘘で固めるものより、自分らしく正直にいる方がスマートなビジネスに繋がる
- 規則よりもコミュニケーションをすることが重要
- 多数の人の為に文章を書くと大雑把な文章になる為、ターゲットは一人に絞ることが良い
感想
- 格式ばっている日本でのビジネスでは応用しにくいかもしれないが、コミュニケーションの重要さを再認識できた
- 今まで、話す対象の属性(上司、IT知識があまりない方など)に注目してコミュニケーションを取っていたので、誰に対しても同じ文章や話し方ではなく、ある人1人に対して話すという意識を持ちコミュニケーションを取ろうと思った
おわりに
この本自体読みやすく、80以上のビジネス創成の為の考え方が記載されている為、インプットが大量にできました。
私はあまり考えていないですが、起業を考えている方には是非読んでほしいです。