2021年12月から転職活動を開始して、1月半ばくらいからようやく面談までこぎつけました。キャリアの棚卸しから始まり自己分析、業界/企業調査、面接対策、SPI対策...etcと、新卒入社以来10年ぶりのことだらけ。。。時間がかかるし気力も体力も必要ですね
仕事をやりながらだと時間がない&精神的にしんどいので、最後までやり通すためにはモチベーションの維持が本当に重要だと思います。
今回転職活動をするにあたって、その決断を後押ししてくれた&活動中の精神的な支えとなった本を3つ紹介するので、参考になれば幸いです。
##完全SIer脱出マニュアル
完全SIer脱出マニュアル - Amazon
もし現在SIerやSES企業で働いていて、「思っていた働き方と違う」と感じているのであれば是非おすすめしたい本です。
著者の池上純平さんは元大手SIerのSEで、想像してたエンジニアの働き方と実際の業務にギャップを感じ、ベンチャー企業に転職したという経歴をお持ちです。実際のご経験からWeb系のエンジニアとSIerのエンジニアのギャップと、ギャップが生まれる背景を考察しており、また実際にベンチャー企業に転職するための実践的/再現可能なプロセスを示しています。
私もSIerで働いており、当時池上さんが抱えていた違和感や疑問については共感できる部分が多かったです。(本の内容はSIerの業務を一方的に悪く言うものではないです。合わない人もいる、という論調。ただ、”脱出”というのはなかなか攻めたタイトルですね)読んでて「これなら自分でもチャレンジできるかも」というポジティブな気持ちになりました。
##LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
LIFE SHIFT(ライフ・シフト) - Amazon
数年前に流行しましたね。最近「LIFE SHIFT 2」なるものが出たので、転職活動が終わったら読もうと思ってます。(積ん読にならないようにここで宣言)
いわゆる終身雇用型の働き方やライフスタイルが、現役世代の人生とフィットしなくなっていることが指摘され、新しい形のキャリア形成、ライフプランを取り入れていくことが推奨されています。
正直それまでは自分のこれからのキャリアについて漠然としかイメージできていなかったのですが、この本を読んだことで、なんとなくキャリアを積み重ねていくのはリスクであり、主体的に選択をしていこうと考えるようになりました。
転職やキャリアチェンジについてもポジティブに捉えられており、今回の転職にあたってもこの本から受けた影響はモチベーションの一つとなっています。
##転職の思考法
転職の思考法 このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む - Amazon
30代の平凡な会社員が凄腕の転職コンサルタントの元で転職活動を進める、というストーリー形式で展開し、その中で転職活動を進める上で重要となる考え方やポイントなどが示されていきます。
自分自身のマーケットバリューの高め方や、業界や会社の判断ポイントなど、いわゆる普通の”転職マニュアル本”とは一線を画す内容となっていて、特にキャリアデザインの考え方については私も実践をしていきたいと感じさせられるものでした。
論調やストーリーはやや極端なところもあり、正直すべてがすべて賛同や再現できるものではないと感じましたが、一読の価値は十分にあると思います。
私は読んでいないですが、漫画版も出ています。
##まとめ
以前の自分を振り返ると、業務をする中で漠然とした危機感や違和感は持ちつつも、実際に転職するとなると面倒くささや不安が勝ってしまい、忙しさを理由にしてちゃんと向き合うことを避けていたと思います。
いずれの本でも、共通するテーマとして「自分の今後のキャリアと向き合うこと/主体的に選択すること」があると感じており、私も勇気をもらいました。
また、考えた結果として最終的に今の会社に残ることになったとしても、それは主体的に「残るという選択をした」のであり、そういうプロセスを踏んでいれば以降はもっと前向きに働いていくことができると思います。
転職までは検討していなかったとしても、もし働いている中で何かモヤモヤした思いを持っているのであれば、ここで紹介した本を是非おすすめしたいです。