私は、「Yuimarl」(ゆいまーる) という自作のプロジェクト管理システムを開発しています。
https://mnitta220.github.io/yuimarl/
このシステムに、ガントチャートを表示する機能を追加しました。機能の概要については、次のページをご覧ください。
https://mnitta220.github.io/yuimarl/ganttchart.html
このガントチャート機能は、カンバンボードのような使い方をすることができます。
「カンバンボード」は、「タスクボード」または「スクラムボード」と呼ばれることもありますが、この記事では、これらを総称して「カンバンボード」と記述します。
(参照) https://www.insurtechlab.net/glossary/task-board/
カンバンボードでは、主に、「ToDo」(未着手)、「Doing」(実行中)、「Done」(完了) のタスクを縦のレーンに並べます。ホワイトボードに付箋を貼って、チーム内のタスク管理に使われたりします。
Yuimarlのガントチャート機能は、チケット(タスク)の階層をツリー状に表示することができます。
それを使って、カンバンボードのように使うことができます。
ツリーを自由に作成できますが、私が実際の開発で使っていて、皆様にもお勧めしたいのは、以下のような構成です。
一番上位に、プロジェクト名のチケットを配置し、その下に以下の子チケットを作成します。
- Release
- Doing
- ToDo
- Backlog
「Release」の下には、リリース計画のチケットを配置します。(「version1.0.17」、「release202408-01」など)
「Backlog」の下には、実現したい要求のチケットを配置します。
「Done」がありませんが、進捗を見れば完了済みかわかるので、なくてよいと思います。
これを実際に運用していくと、次のようになったりします。
チケットをドラッグ&ドロップで移動することができます。並び順を変えたり、ToDo から Doing に移動したりすることができます。
Doing の下のチケットは、どのリリースに入れるかが決まったら、リリースチケットの子チケットに移動します。(そのリリースに入れられることがほぼ確実にならないうちは、移動しない方がよいと思います。)
完了済みになって、ガントチャートに表示する必要がなくなったチケットは、「ガントチャートに表示する」をOFFにします。
この機能を使えば、ガントチャートにカンバンボードを加えたようになり、タスクの可視化の度合が高くなります。
スマートフォンやタブレットからでも使えるので、いつでも確認することができます。
ご興味がありましたら、お使いいただけるとうれしいです。