はじめに
ターミナルでのディレクトリ移動は、開発の生産性に直結する重要な操作です。
一般的には cd コマンドを使いますが、より効率的な代替手段もあります。
そこで紹介するのが y → z ワークフロー です。
これを活用することで、ディレクトリ移動やファイル操作をよりスムーズに行えます。
y → z ワークフロー
y と z に特別な意味はありませんが、アルファベット順で c と d のように連続しているため、cd の代替として直感的に覚えやすいです。
以下のツールを組み合わせて利用します。
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zoxide: 頻繁に使うディレクトリを記憶し、柔軟な移動を可能にする
cdの代替ツール - yazi: zoxide と統合可能な 高速 TUI ファイルマネージャ
- fzf: 対話的にディレクトリを検索できる ファジーファインダー
zoxide を使ったディレクトリ移動
zoxideは、頻繁に使うディレクトリを自動的に記憶し、効率的なディレクトリ移動を可能にするツールです。
cd の代わりに z コマンドを使うことで、ディレクトリ移動をスムーズに行えます。
z コマンド
例えば、~/long/path/to/project に移動したい場合、cd ~/long/path/to/project と毎回入力するのは面倒です。
そこで z project を使えば、簡単に目的のディレクトリへ移動できます。
z project # 「project」ディレクトリへ即移動
zi コマンド(zoxide + fzf)
zi を使うと、zoxide で記憶されたディレクトリをfzf で対話的に選択して移動できます。
ディレクトリ名の一部を入力するだけで、瞬時に目的地のディレクトリを選べるのが便利です。
zi # 記憶されたディレクトリをファジー検索して移動 (`Esc` または `Ctrl+C` でキャンセル)
yazi を使ったファイル操作とディレクトリ移動
yaziは、軽量・高速・カスタマイズ可能なTUIファイルマネージャです。
zoxideを統合することができます。
y コマンド
y コマンドで yazi を開いた後に z キーを押すと、zi コマンドと同様に zoxide の履歴からディレクトリを素早く選んで移動できます。
そのままyazi を閉じれば、TUI 内で移動したディレクトリにターミナルのカレントディレクトリも切り替わります。
ファイルを一覧しながら目的のディレクトリを探し、終了後にスムーズに作業を続けられるのが便利です。
y # yazi を開く (終了するには `q` を押す)
y コマンドは、ファイルの閲覧や操作をしたいときに便利ですが、
単にディレクトリを移動するだけなら、ターミナルで直接zやziを使う方が速い場合もあります。
まとめ
y → z ワークフローを活用すると、ターミナルでのディレクトリ移動が効率化できます。
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z(zoxide)を使えば、頻繁に使うディレクトリへ素早く移動 -
zi(zoxide + fzf)なら、ディレクトリを対話的に検索して移動 -
y(yazi)なら、視覚的にディレクトリを探索しながら管理可能
TUI ファイルマネージャが不要な場面では z や zi を使い、ファイルの閲覧や操作が必要なときは y を活用すると便利です。
