観戦中に、技名が分からない!!!
皆さんが好きなプロレス技は何ですか??
私は断然、ラウンディング・ボディ・プレス。
コーナーポストに立ってこれから飛ぶぞと存分に客席にアピールしながら、誰よりも高い位置からさらに高く飛び相手に一撃を食らわせる姿はとにかくかっこいい。受ける選手も相手の見せ場を作るように計算している。最高にエンターテイメントを感じる瞬間である。
初心者観戦あるあるだが、会場に実況のアナウンスは入らないため技が決まって会場が盛り上がっても**「今のなんて技だったんだろう……?」**ということが発生する。
現地に観戦しに行かない方はあまり知らないだろうが、プロレス観戦は動画撮影はNGだが、写真撮影はOKなことがほとんどである。ならば、観戦中に撮影して技名を画像認識できればいいのではないか。
プロレス観戦初心者も安心!?『プロレス技図鑑』
※(11/25差替え)Androidで起動時、インカメになっていたので修正。ios未対応。
<使い方>
- アプリを起動し、プロレス観戦をする。
- 技が決まりそうなタイミングで、アプリをかざし、技名を確認!
- 画像と技名を画面ショットで保存すれば、あなただけのプロレス技図鑑が!?(難易度高)
<学習済の技>
シャイニング・ウィザード
ラウンディング・ボディ・プレス
足4の字固め
ブレーンバスター
ボディースラム
静止画ではそこそこの精度だが、動画だとどこで技が決まったか判断が付かない。
これは今後、要改善……
#使ったもの
コード
See the Pen プロレス技図鑑 by mshita (@morishitanana) on CodePen.
Webカメラの、インカメ外カメ設定は以下の記事を参考にさせていただいた。
javaScriptでWEBカメラの映像をブラウザで表示する(PC/iPhone)
Teachable Machine(機械学習)
私の贔屓団体が WRESTLE-1(武藤敬司が代表を務め、残念ながら現在は無期限の活動休止中の団体)なので、武藤が得意にしている技を中心にTeachable Machineで機械学習をした。
画像はネットで検索したものをひたすら集めて、アップロードしてTeachable Machineに登録。
以下、実際に起動し静止画を認識させてみた。
シャイニング・ウィザードについては、一瞬で決まる技のため撮影が難しいこと、技を使う選手への身体的負荷が大きくあまり使う選手がいないことからそれほど画像を集めることができなかった。逆にアプリを使用していても観戦中の登場頻度は少ないかもしれない。
関節技の足4の字固めは撮影がしやすいのか、画像が多く集めることができたので比較的認識の精度が高い。横たわっている人間がいる、ということでラウンディング・ボディ・プレスと誤判定されることもある。
複数の関節技を登録して、横たわっているバリエーションが増えると精度が変化しそうである。
ラウンディング・ボディ・プレスはムーンサルトプレスも含んだものとする。(基本的に同じ技だが、使う選手によって技名が変わるため)
ちなみにムーンサルトプレスはシャイニング・ウィザードと並んで武藤の代名詞となっているが、足の手術のため2018年3月の試合でラスト・ムーンサルトとして披露されて以降、封印されていた。2021年6月に3年ぶりに解禁された。
担いだ相手を真下に投げるボディースラムと、担いだ相手を後方に投げるブレーンバスターは画像だと区別が付きづらい。これぞ、という画像があまりなく枚数があまり集まらなかったが、一応判定はちゃんとできていた。
(上記画像は、それぞれ投げる直前の画像)
実際に現地で、連続写真撮影して動きが分かる画像で機械学習させた方が精度が上がる気がする。
さいごに
今回は比較的よく使われる技を登録したけれど、団体単位で所属する選手が使う技を登録するのも面白いかもしれない。
静止画での判定は比較的ちゃんとできていたが、動画の認識はやはり課題が多い。
どの時点で技と判断するか設定の問題や、会場の座席位置によって画像の画角が大きく変わるのも難点。今の仕様だとリング横席、もしくはひな壇前方席でしか使えないかもしれない……。
今回のアプリ作成にあたりプロレス動画を見ていたらやっぱりプロレス面白いなー!と再確認したので、久しぶりに会場に足を運んで思い切り観戦したい。
おまけ
以下、個人的なプロレス語り。
かつて月に一度のペースで水道橋に観戦に行っていたくらいには、プロレスが好き。
ルチャリブレの軽快な動きが大好きで、覆面選手に目が行きがち。
リング横で観戦していて、多いときは1回の興行で3回自分の席がなくなった。(席が乱闘に巻き込まれたため)
乱闘が落ち着いた頃にいそいそとパイプ椅子を戻すのも、それはそれで楽しい。
興味があってもしこれから行こうと思っている人がいれば、ひな壇席が値段的にも、安全面的にもおすすめ。
女子一人のお客さんや、子供連れのお客さんも結構いるので、怖がらないで是非観に行って欲しい。最高のエンタメ。
どの席でも乱闘が始まったら逃げる覚悟をしておくこと(荷物は事前にまとめておく)。乱闘前にどいてどいて!とバタバタ誘導されるので、試合が始まる前に逃げ道を確認しておくとよい。
良いプロレスライフを!!