薬飲んだっけ?
私の父は、薬を飲むのを2日に1回忘れる。
私の母は、父が薬を飲んでいても飲んでいなくても「薬飲んだ?」と聞いている。
それもまたコミュニケーションなのかもしれないが、このやりとりを食後2時間後とかにして飲み忘れに気づき慌てて飲む、なんていうこともしょっちゅうある。
食後に**LINEでお知らせしてくれたら改善されるかも?**と思い、作ることにした。
朝昼夜「お薬飲んだ?」とLINEで通知
※画像の絵文字はiPhone版。AndroidではAndroid版の絵文字で表示されることを確認済。
<使い方>
1. LINE Notifyから朝7:00、昼13:00、夜18:00にLINEでメッセージが通知される。
2. 薬を飲んでいたら、何かしらの返事をLINEで返信する。(返信による設定は特になし)
3. 同じLINEグループに家族が入っている場合、返信を見て薬を飲んだことを確認。
4. 「飲んだ?」に対する返信がなかった場合、家族が本人に「薬飲んだ?」と確認する。
個人で使う場合は、自分自身の「薬飲んだっけ?」の記録にもなる。
使ってみた
父、母、私の3人に導入してみた。(主に使うのは父)
使い方もシンプルなので、説明も特に不要で理解してくれた。
父さっそくLINE無視。(薬は飲まれていた)
というのも、Androidの機種によってはそもそもLINEの通知が分かりづらいので気づきにくい。
iPhoneだとロック画面にメッセージが以下のように表示されるので、これだけでも効果ありと思ったけれど、上手くいかないものである。
思ったような動きはできていないけれど、今までなんとなく角が立っていた「薬飲んだ?」の確認をLINEで自動通知することで飲み忘れ防止になってくれればそれはそれでよい。
今後やっぱり飲み忘れが頻発するようだったら、改善するなり検討したい。
【追記】
初日以降、父から「薬飲んだ?」に対して返信が来るようになったので、ちゃんと利用してもらえている様子。
家族から、えらい!スタンプを送ったりするとやる気に繋がりやすいかもしれない。あまりストレスにならない程度に継続して利用してもらうようにするのが今後の課題。
使用したもの
※各種設定、参考記事:燃えないゴミの日をLINEで通知する
IFTTT
IFTTTで、Webhook と LINE を設定。
If:Webhook -「Receive a web request」を設定
Then:LINE -「Send message」を設定
※Webhookの「Documentation」から自分のkeyを確認しておく。
Google Apps Script(GAS)※時間によって、メッセージ内容を変える場合
エディタ設定
function medicine1() {
//毎日7:00にLINE(Google Apps Scriptのトリガー設定を使用)
//webhookを使用してラインに通知
var url =
"https://maker.ifttt.com/trigger/medicine/with/key/<IFTTTで割り当てられたWebhookのkey>?value1=☀朝☀のお薬飲んだ?&value2=飲んだらお返事してね!"
UrlFetchApp.fetch(url);
}
function medicine2() {
//毎日13:00にLINE(Google Apps Scriptのトリガー設定を使用)
//webhookを使用してラインに通知
var url =
"https://maker.ifttt.com/trigger/medicine/with/key/<IFTTTで割り当てられたWebhookのkey>?value1=v🍚お昼ご飯🍚の後にvお薬飲んだ?&value2=飲んだらお返事してね!"
UrlFetchApp.fetch(url);
}
function medicine3() {
//18:00にLINE(Google Apps Scriptのトリガー設定を使用)
//webhookを使用してラインに通知
var url =
"https://maker.ifttt.com/trigger/medicine/with/key/<IFTTTで割り当てられたWebhookのkey>?value1=🌙夜🌙のお薬飲んだ?&value2=飲んだらお返事してね!"
UrlFetchApp.fetch(url);
}
朝昼夜でLINEメッセージを変えたいので、3つ分スクリプトを用意する。
「ファイル」-「スクリプト」でそれぞれ作成。
var url
で/medicine/
になっている部分は、IFTTTのWebhookで設定したEvent Nameを設定する。
朝function medicine1
、昼function medicine2
、夜function medicine3
を設定。
1日3回同じようなメッセージがLINEで来るので、メッセージに絵文字を入れて分かりやすいよう設定。
トリガー設定
実行したいタイミング分、トリガーを設定する。
「実行する関数を選択」で、スクリプト作成した際のfunction名を設定する。(作成されていれば選択リストに表示される)
「時間ベースのトリガータイプを選択」で、「日付ベースのタイマー」にすると毎日実行される。
まとめ
とても簡単にLINEへの通知が設定できた。IFTTTめっちゃ便利。
長年、薬を飲んでも飲んでいなくても「飲んだ?」と確認するやりとりと、本当に飲み忘れた場合がすごく気になっていたので解消する何かを作れたことに関しては満足。今現在、全然定着してないけれど。
「飲んだよ」返信ないにしても、少しでも薬の飲み忘れが減るといいなー。