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とうちゃんとチビ(小4男子)とIT

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本記事は「子供」×「ネット」 Advent Calendar 2014の8日目の記事です。

はじめに

とうちゃんの仕様

  • @mnagaku
  • researchmap
  • slideshare
  • ゲームとか教育とか映像配信とか国立研究所職員とかで、仕事始めて20年
  • コード書く人

チビの仕様

  • 小4男子
  • GGJ2014「宇宙の運命、地球の未来」 プレイアブル 作品紹介
  • ランドセルが異常に軽くて教科書を全部学校に置いてる事がバレて怒られるぐらいに無計画で雑

子供とコンピュータの距離感

 自分がコード書くこともあって、チビは小学校に上がったくらいから、ビジュアルプログラミングを中心にちょこちょこ触ってる。BlocklyMOONBlock(前田ブロック)TwineアトラスX改(自家製)など。
 といっても、チビだけで自由に触れるPC、タブレット、スマホは用意していないし、やるとしても親のいる場所で1時間と決められていて、親が積極的に英才教育しようとか考えているわけではない。チビは、夢中になると、文字通り言葉が耳に入ってこないタイプなので、逆に他の家庭より距離をとらせてるぐらいだと思う。
 最近は、マンガやアニメ、3DS(2ヶ月前にやっと買ってもらった)のゲームなんかについて、ネットで調べたい、調べて欲しいと頻繁にリクエストが来るようになった。こうしたPC、タブレット、スマホを使った調べ物も、休日の1時間の枠内で、親が見ている環境でやらせている。そのへんの話題を探すと、広告だらけのまとめサイトに飛んだりして、親としてはビミョーだったりする。

とうちゃんの考え

 うちの場合、嫁が厳しめで、自分はもうちょっとうまいこと接点持たせてやりたいなと思ってた。が、3DSが来て分かったのは、チビはまだ自己管理ができない、という事実だった。同じ年でできる子もいるとは思うが、チビには無理だった。約束を守れば1日1時間は遊んでよいというルールなのだが、あまりにも約束破りがヒドくて、遊んだ日より遊ぶのを禁止されてる期間の方が長いくらい。
 約束を守れば毎日遊べるので、頑張って守ろうという方向に考えてくれればよいのだけど、今のところ、都合の悪いことは考えない、忘れたいと思っている様子。そんなことで逃げ切れないことが世の中にはいっぱいあるので、早く考えれるようになって欲しいなと思っている。
 なので、まずは自己管理の下に3DSで毎日遊べる状況にしていくのが目標で、ネットどうこうはその先の話かな。小学生の間に何とかしないと、中高生になってからが厳しいだろうと思ってる。

通信回線の向こう側だけが「ネット」じゃないだろう

 「ネット」の捉え方にもよるんだろうけど、自分は基本的に、リアルで知ってる人、知り合った人とやりとりするための道具だと思ってる。「ネット」で知り合う人もいるけど、継続的にやりとりする場合は、殆どの場合、どこかのタイミングで顔を合わせる。なので、人間のネットワークが本質で、それが便利に使える道具として「ネット」を見ている。実際にはそれを超える可能性があるのだと思うけど、そこはまだ価値も位置付けも定まっていないと思うので、オプション扱い。
 うちでは割と頻繁に、とうちゃんとチビでお出かけして、とうちゃんの関連イベントに参加するというのをやる。親の見える範囲内、フィルタリングされた範囲内で、いろんな人に会える機会を作っている。そこで経験したことが、将来、「ネット」で人と知り合って関係を作っていく基礎になればいいと思っている。いきなり「ネット」だから心配な面はタブンあると思う。いろんな人に会って関係を構築した経験が十分にあれば、親ももっと安心して子供を見ていられるんじゃないかな。子供は、普段の行動範囲が固定なので、その中でしか関係構築の訓練ができない。環境が訓練に十分だと思えないなら、親がそれをしてあげるべきだろう。できれば、変化があった方が良い。熱心に、子供向けの教育イベントに連れて行くのも良いが、同じような雰囲気の場所に何回行っても、関係構築の訓練という意味では、稼げる経験値が漸近的に0に近づく。
 20年も働いていれば、スゴい人たちと知り合いにもなれる。イベントのたびに、チビをスゴい人たちに結構会わせてきた。そこで交わした言葉が、いつかチビの役に立つこともあるだろうと思ってる。「ネット」じゃなくても、そーゆー体験の機会を親は作ってあげられる。

さいごに

 とりとめのない話になったけど、とうちゃんとチビのリアルについて書いてみた。理想とか、こうあるべきとか言っても、子供は1人ずつ違うので、周囲の大人がその子に合う形で考えてあげないとダメなことって多いよね。「ネット」もそうだと思う。まだ10年、とうちゃんとチビの冒険は始まったばかりだ!Fin.(@mnagaku先生の次回作にご期待下さい!)


おまけ:GlobalGameJam

 毎年1月に世界中でゲームを作るお祭り「GlobalGameJam(略称:GGJ)」が行われています。日本でも各地に会場が設けられていて、プロのゲーム開発者や学生が即席チームで2日でゲームを作っています。私は例年、会場責任者を務めているのですが、GGJ2014では、チビと一緒に会場に遊びに行って、ゲスト参加的にゲームを作ってきました。子供が半日程度でゲームを作るソリューションもいろいろあるので、普段、お子さんがゲームを作ったりしているようなら、会場責任者に問い合わせて、見学やゲスト参加について聞いてみてもいいかも知れません。

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