8月になってようやく合格できました。
AWSソリューションアーキテクトアソシエイト
経験が浅いAWSを触るエンジニアなら誰もが取りたがる資格だと思います。
2021年では稼げるIT資格ランキング3位、2020年では2位を獲得したこともあって話題になりました。
早速勉強してみようと下調べをすると
未経験で1ヶ月で合格したとか2週間で合格したとか猛者がいます。
資格を取り慣れている方や学生の頃から勉強慣れしている方ならこの期間で合格することは可能だと思いますが世の中、勉強が嫌いな人が大半なので、ぶっちゃけ再現性がないんですよね・・なので
・全く別の業界から転職
・偏差値40以下の高校出身
・29歳未経験で4ヶ月で合格
こういった僕のスペックの合格談の方が再現性があるんじゃないか。
ということで実践した勉強法や問題の解き方、オススメの教材を紹介します。
やらなければよかったこと3選
他の人の合格体験談を読んでみて、自分は右往左往していたと思います。
振り返ってみてやらなくてよかったことをシェアしたいと思います。
①問題集を複数購入する
やらなければよかったこと1つ目は問題集を複数購入してしまったこと。
クラウドテックやUDEMYの問題集、またPing-tなど複数の問題集に手を出していました。
現在参画している案件のAWSエンジニアの方、ほとんどSAA合格していますがKoiwaclub一択でした。
そして実際に試験を受けてみると出題傾向は8割ほどAmazon webサービスのKoiwaclubの問題集でした。
他のAWS合格体験記を読んでみるとやはりKoiwaclub。
「ひとつの問題集だけでは不安だ!」と思うのであればUDEMYの問題集やクラウッドテックの問題集で解くのもいいかもしれません。
複数の問題集を解くことはオススメはしませんがクラウドプラクティショナーの問題集はやっておいたほうが良いです。
※AWS SAAは2022年8月30日からバージョンアップし問題の内容が大きく変更されている可能性があります。その点は注意してください。
②問題を真剣に解くこと
やめておけばよかったこと2つ目は問題集を真剣に解くこと。
これ1番やめておけばよかったと思うことです。
問題を解いていくほどわからないサービス、わからない用語がたくさん出てきます。だから1問、1問、時間をかけて真剣に解くだけ無駄です。
特に最初の頃はわからないIT用語がたくさん出てくるので
早く答えを見る→
解説を読み理解する→
わからないAWSのサービス、IT用語を調べる。
この順番で良いと思います。
5秒考えてみてわからなければすぐに答えと解説を読みましょう。ただ解説はしっかりと読み込んでくださいね!
③いきなりSAAの問題集から解いたこと
AWSSAAはAWSの中でも中級の資格です。
初心者向けにはクラウドプラクティショナーという資格があるのですが、それをすっ飛ばしてSAAにチャレンジしちゃったんですよね・・
SAAってAWSのリソースを使った設計・構築に関する試験なんですよね。だからリソースの特徴とか知らないままで挑戦することはあまりにも無謀でした。
結果、4ヶ月ほど時間がかかってしまいました。
やってよかったこと4選
この年齢になると自分がどんなスペックの人間なのかがわかってきます。
たいしたことない人間ではないのは百も承知。それでもどうやって結果を出そうかと戦略を考えていました。
ここからはそんな自分がSAA合格に向けてやってよかったことを話したいと思います。
①ダラダラ集中勉強法
資格勉強でやりがちなのが短期間で取ろうとすること。だからほとんどの人が1日に詰め込んでしまうんですよね。
僕の集中力は50分も続かず飽きっぽい性格なので1日に詰め込むのは向いていないを理解していました。なので、、、
・1日14問解く、気分が乗らない日はサボってもOK
・1週間で最低40問は解く。
・土日で最低2周復習すること
短時間集中。でもサボってもOk。これだけのルールを決めて進めていました。
②ザコキャラぶっ飛ばし作戦
時間を捻出すれば1日で30問ほどできるのですが、新しい問題集を30問解くって結構キツイんですよね・・汗
だから僕は1日14問解くことを設定していました。1週間に課しているノルマは40問、2周復習するというルールだったので1日サボってもOkというルールを作っていました。
これなら誰にでもできる、一度解けばザコ問題なので2周目、3周目はラクになります。
もちろん1日7問の3周でも可。
土日で復習することでわかる問題が出てくる。
知識が身についている実感が得られる。
とりあえず自分をうまく調子に乗せることを優先していました。
③ニハチの法則
合格体験記を読んでいると複数の問題集を2周〜3周やっている猛者もいて
800点以上叩き出している方々が多く見受けられました。
全部で合わせると600問とか700問くらい解いているんじゃないか?というくらい・・・
集中力が持続しない自分にはぜったいにムリ・・
そのボリュームの知識を頭に保持するメモリはない・・とりあえず試験問題が65問なので、2対8の法則だとその5倍。
325問くらいを2〜3周すれば合格できるだろうと思っていました。
資格取得だけでなく、MARCH大合格者、早慶合格者は復習を2〜3周していることは知っていたので正しい勉強方法だと思っています。
勉強方法についてはこちらを参照
https://youtu.be/XX0j8E4ZRqQ
④クラウドプラクティショナーの問題集を解く
3ヶ月ほどSAAの問題集をやっていると似ている問題が出てきます。それでも間違うことがありました。
AWSのサービスの特徴を理解していなかったんですよね。というより理解していたつもりになっていました。
なのでクラウドプラクティショナーの問題集を購入してみて解いてみる。6割程度は解けましたがやはり詰めが甘い事にも気づけました。
正解率50%に上げる問題の解き方2つのコツ
ここからはSAAの問題の解き方についてお伝えしたいと思います。試験本番でも問題集を解いている時でも正解率をあげる解き方があります。
しかし一つ条件があります。
それはAWSの各サービスの特徴を理解していることです。もし自信がなければクラウドプラクティショナーの問題から解いてみて知識をつけることをオススメします。
①消去法を使う
選択肢の資格試験に慣れている方はご存知かと思いますが4つ選択肢があれば明らかに間違いの選択肢が2つほどあります。
ほとんどの問題が4つの選択肢なのでそれぞれが25%、間違いを2つ見つければ必然と正答率は50%になります。
問題文をしっかりと読み込んで見て選択肢をみると意外と見つけられます。
②ベストマッチする選択肢が正解
2つの選択肢は消去法で消しました。あと残る2つのうちどれ?
SAAの問題では、企業から求められるオーダーに対してアーキテクトのあなたはどんなソリューションを使って構築しますか?という問題が出てきます。
高可用性、コストの費用対効果、耐久性など、いくつかの条件を満たした設計にベストマッチした選択肢が正解です。
AWSの1つ1つのサービスの特徴を十分に理解しておく必要がありますが、もう1つはオーダーの特性です。抽象的なものなので理解するのはむずかしいと思います。
その違いを表にした「そんなかさん」って方が良い記事を出しているのでぜひ活用してください。
↓
https://sonnaka.com/210223-2/
コスパの良い学習ロードマップ
なるべくお金をかけずに合格したい・・教材選びは悩みますよね。試験の費用も合わせるとバカになりません、
僕もいろんな教材を購入して無駄金を使ってしまいました。
複数買ってみて何度も反復したわかりやすい教材、そして他の合格者も使っていたオススメ教材を紹介したいと思います。
インプット教材オススメ1選
UDEMYの【2022年度版】これだけでOK!AWS認定ソリューションアーキテクト- アソシエイト試験突破講座
ハンズオンでもテキストでも丁寧に教えてくれています。
インプット教材で課金するならこれ一本だけ良いかもしれません。
あとはYOUTUBEやブログ記事だけでも十分です。自分にとってわかりやすい表現・解説をしてくれる技術ブログを見つけてメモ帳に保存してくと良いです。
オレンジの参考書も購入していたのですがぶっちゃけ試験範囲を網羅されていないので、あまり使いませんでした。
ある程度知っていることが前提で書かれているのでには不向きなのかと思います。
頭の中で絵を描いて覚えよう
インプット教材は音声、テキスト主体で覚えるとどうしてもすぐに忘れますし、問題で間違えてもロジックがよくわからない、解説が理解できないことがおきます。
頭の中でAWSの構成図を作ってイメージしながら覚えるようにしましょう。
インターネットゲートウェイがないから通信ができない、
S3をプライベートから接続したい場合はエンドポイントを作らないとアクセスできない。など、、
解説でもなぜそれが間違いなのかもわかるようになりますし、問題でもイメージしながら考えると解きやすくなります。
アウトプット教材は何がオススメ?
UDEMY【2022年版】この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集
複数の問題集を購入することはオススメしてませんが、
もしAWSのサービスの特徴の知識が怪しいならSAAの問題集を解くまえにこちらの問題集でリソースの特徴を十分に理解しておきましょう。
解説も丁寧に書かれているので頭に入ってきやすいです。またソリューションアーキテクト向けの問題集もついてくるので対策ができます。
「AWS Koiwa AWSWEB問題集で学習しよう」
出題範囲の対策はこれだけで良いです。他の問題集に手を出すよりもこの問題集を3周しましょう。
そのくらい多めに出てきます。しかしこの問題集、デメリットがあります。
間違いの選択肢の解説がない。。
問題を解いていく中で大切なのが間違いの選択肢を探すこと。4つの選択肢の中で
「明らかにこれは違う」選択肢が1つか2つ出てきます。二つ間違いの選択肢を見つければそれだけで正解率は50%になります。
つまり正解の解説よりも間違いの解説が重要です。
残念なことにkoiwaclubの問題集、全てじゃありませんが間違いの選択肢の解説がない問題が多々見受けられます。
だからなぜ間違ったのかわからない・・!汗
こういった解説を丁寧に書いているのが、、こちらの問題集。
↓
【2022年版】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト模擬試験問題集(6回分390問)
問題集だけをやるなら上のkoiwaだけでも良いのですが、しかし一つ一つの選択肢を細かく書いているのがこの問題集です。
解説用の問題集なので真剣に解かなくても良いです。最初はテキトーに選択肢を選んで解説を読んで理解すること。
この問題集、65問の問題集が6本ありますがやるのは2本だけで十分です。
EC2、ECS、CloudWatch、CloudFront、S3StorageGatewayなどよく使われるリソースを網羅できます。
合格までの3ステップ
もしやり直しがきくならこうします。
①インプット
まずはインプットですよね。基本的なAWSサービスの知識をサラッと入れてみる。もちろん時間をかけずに。
専門的な言葉も出てくるのでその都度、調べてみてわかりにくいものは飛ばして自分がわかる記事をメモ帳に貼っておく。
どうせ忘れるのでその都度、見れるようにしておく。
1週間程度で終わらせる。
②クラウドプラクティショナーの問題集を解く
問題集を解いて解説をしっかり読み込む。
解いた問題はその日のうちに2周復習する。
休日に2周復習する。
またわからない用語が出てくるのでその都度調べて記事をメモ帳に貼っておく
解説はほぼ100%理解できるまで読み込む
③SAAの二つの問題集を解く
上に同じく問題はその日のうちに2周復習する、
休日に復習する。
こちらも同じく解説をほぼ100%理解できるまで読み込む
かなり長い記事になりましたが、こうやってみて書いているみることで、学習の振り返りにもなりますし頭の中が整理されましたね、、
ぜひSAA合格に向けて頑張っているあなたの参考になれば光栄です。
PS.資格は不要か?
資格は不要か必要か?よく話題に上がります。
この業界に来て1年もたっていません発言権がないことは百も承知なのですが個人的な意見としては不要です。
実際、資格勉強してみて、実務にあまり役に立っていないのでこの期間をハンズオンで何かしらのポートフォリオを作った方が良かったんじゃないかと思っています。
それでも資格を取ったのは資格を評価する企業が一定数存在するから。
資格もない未経験を参画させるよりも資格を持っている未経験を採用したくなる人の気持ちはわかります。
「資格を取っても意味ない」「仕事で活躍できるかは違う」と言いたい人の気持ちもわかります。でも資格もなければ土俵に上がることもできないんですよね。
だから資格は未経験の業界に挑戦するチケットみたいなものだと思っています。