復習!モジュールとは
個人的にはポケモンでいうところの「わざ」のようなものだと考えています。
わざマシンを使ってフシギバナに「じしん」を覚えさせたり、ラグラージに「れいとうビーム」や「ふぶき」を覚えさせたりと、、また忘れさせて別のわざを覚えさせることも可能ですよね。
ちなみに公式ドキュメントでは「メインとなるカーネルのプログラムに組み込んで使用する小さなパーツのようなプログラム」だと書いています。
新しいデバイスや機能を追加した時に対応するモジュールをカーネル本体に取り付けて利用します。
モジュールを利用せずとも使用できるが多数のプログラムをつけてしまうとカーネルのサイズが大きなってしまうため
モジュールを利用し必要なデバイスや機能だけをつけることができる。そのため、ポケモンでいうところのわざと覚えた方が良い。
参考ドキュメント
復習!ファイルシステム
PC内でのデータは物体ではないのでわかりやすい概念としてファイルとして可視化させている。
linuxではHDDやCD-ROM、マウスなどのデバイスもファイルとして扱う仕組みとなっている。
設定を変える時もテキストベースでファイルを開いて編集して設定変更を行う。
またファイルシステムではVFSという仮想のファイルシステムを使用しており、
exit2、exit3といったファイルシステムに入出力するインターフェースの役割をする。
現在のLinuxではext4までありスタンダートとなっている。
ちなみにこのファイルシステムがないと「セクタ」というディスクの区画を指定して取り出さなければならない。
このような操作は面倒なのでファイルシステムが存在する。
参考ドキュメント
tune2fsについて
exit2、exit3ファイルシステムのパラメータを調整するコマンド、またLPIC201の問題集にもよく出てくるコマンド
-j:更新記録を記録するexit3ジャーナルをファイルシステムに追加する
-C 回数:マウントした回数を手動で設定
-L:ボリュームラベルを設定
-U:UUIDを設定
参考ドキュメント
syslogについて
結論から言うとシステムの活動記録。
様々な事象をログファイルに記録したり他の機器やプログラムからの出力を指定した出力先に送ることが可能である。
ネットワーク機器からのログをサーバに収集するなどの用途で使用される。
何かエラーが起きた場合やこれまでの出力を確認をしたい場合は必ず使用する常用コマンドだと覚えておくこと。
またrsyslogもよく使われる。
rsysrogは各種デーモンやプログラムからログを収集しファイルを出力する機能を持つ。
使用するには、、、
①モジュールの読み込み
②使用する作業ディレクトリの指定
③書式設定
④読み込みを行う設定ディレクトリの指定
これらの準備を行ってログの出力元と出力先を設定する。(詳しくは参考ドキュメント)
ちなみにこれらを設定するにはファシリティ、プライオリティ、出力先の設定をする必要がある。
■ファシリティ:メッセージの生成元のことを指す。
■プライオリティ:出力メッセージの重要度のことを指す
■出力先:出力先のことを指す
ファシリティでauthやcron,deamonなどのログの生成元を選択する。
プライオリティでメッセージの重要度を決める。ほとんどのログは重要度が低いものになる。たくさん出てしまうと重要度の低いログで埋もれてしまうのでプライオリティを設定して見つけ出せるようにしておく。
出力先はコンソールに出力したり(/dev/tty1)ログファイルに出力することも可能(/var/log/message)
参考ドキュメント
tcpdumpコマンドについて
tcpdumpコマンドはネットワークを流れるパケットをキャプチャ、フィルタリングを行うためのソフトウェア。
Aから流れてきたパケットがBというところまで到達しているなどの追跡を行うGPS的なものだと覚えておくこと。
-iのオプションでキャプチャを行うネットワークインターフェースを指定したりする。
参考ドキュメント
/proc/bus/pccardについて
pcmiciaデバイスの情報が描かれるサブディレクトリ。
pcmiciaはPCカードと呼ばれるデバイスの1つ。パーソナルコンピュータのメモリーカードのようなもの
参考ドキュメント
/etc/rc*.dについて
/etc/rc*.dは0から6まであり7つのディレクトリに分かれている。
rcに続く数字はランレベルを表している。
このディレクトリに収められるファイル名の特徴として
Sから始まるものとKから始まるものがある。
Sはstart、サービス開始の処理が行われてKはサービス停止の処理が行われる。
アルファベットの後ろにある二桁の数字はスクリプトの実行順を決めている。
参考ドキュメント
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