アラサーになるまで勉強してこなかった高卒の人はこれを読むこと。(単なる私の勉強法備忘録と反省点w)
CCNAやLPIC、AWSの試験に落ちてはまた再チャレンジしてきた僕が1年前の自分に勉強方法を教えるならこの方法だなと思い書きました。
勉強猛者の人がたくさんいるIT界隈、Quiitaを投稿している人たちからするとバカにされる内容かもしれませんが・・笑
私と同じく勉強を続けていても身についているかわからない・・周りの人に追い抜かれていく悔しさを感じている人の役に立てればと思い書きました。
ステップ1:問題集選びを間違えるな
勉強は努力量ではない。努力する方向がすべてだ。たった少しでも間違った方向へ向かってしまったら2ヶ月後、ゴールとは全く違う方向へ向かってしまう・・
資格合格者達の合格体験記を調べよう。最新版でかつ試験のバージョンと合っているのか確認して選ぼう。もちろん1冊だけでは足りない。有力な問題集、過去問集を2つほど用意しよう。
ここで問題集を選ぶポイントとしては3つある。
1つは口コミ評価が高いということ。どの合格体験記にも載っているくらい。2つは解説がビッチリ書かれていて図解があること。やはり絵を見てイメージしながら理解する方が良い。3つ目は最新のものを購入すること。試験は随時アップデートしている。新しい試験に対応した問題集、テキストを購入しよう。
ステップ2:土台を固めろ
有力な問題集を購入したら問題を解かない。サーっと読んでみてわからない基礎・基本用語をリストアップしてみよう。
わからないまま問題集を解いてもどうせまた調べるハメになる。まずは土台を固めて勝負に挑むこと。
おそらく初見者なら基本用語、概念などは100個、もしかしたら200個くらいあるかもしれない。でもこれらを理解していないと問題では何を聞かれているのかさっぱりわからない・・
できれば入門書を買っておくと良い。入門書は意外とバカにならない。難しい用語をわかりやすく説明してくれて暗記にも特化している。
リストアップが終わったらそれを3周〜5周くらいやり込むこと。ちなみにここで言っている1周は、3秒で答えがパッと頭に思い浮かぶレベルだ。もしパッと思い浮かばないのならそれは覚えていない。すぐに答えを見て覚えよう。
ステップ3:勉強での間違い!問題集を舐めろ
誰もがやってしまう勉強法の3つある、、まず1つめ、、
それは一問ずつ丁寧にやること。日本人は完璧主義で一問ずつ完璧に理解してから次に進もうとする。
これは大きな間違いだ。1周目の理解度は10%〜20%程度でいい。
3周〜4周目で理解度80、100%にすればいいのだ。
問題は大問1を理解するのに大問5に出てくる用語や概念を理解しないといけなかったり、参考書にある第1章を理解するには第3章と第5章に出てくる概念を知らないと理解するのが難しかったりする。
全体を通して俯瞰してみないとわからないことが多すぎる。
1周目の理解度は20%程度でいい。2周目は50%程度でいい。3周目は80%でいい。そもそも試験範囲の構造上、1周目で100理解することは難しいのだ。だからこそ最初の1周目は舐めるかのように問題集を読んでいく。
ステップ4:2つ目の間違い、解くのに時間をかけるな。3秒でいい
結論からいうと問題は解かなくていい。細かいことをいうと3秒でわからないなら答えと解説を読んでしまえ。
問題は解かなくていい?それはおかしい!思った人もいると思う。問題を解こうと考えていると悩んでしまう。はっきり言ってこれは無駄だ。
問題文を読んで3秒考えてパッと出てこないのはそれは覚えていないってこと。絶対に解いてやる!と意気込んで5分以上、考えてみても答えが出なかったことが大半だろう。だったら答えと解説を見てしまえ。
人の記憶が定着するのは思い出そうとしている瞬間、想起して思い出した瞬間に記憶が定着するのだという。であればこのアクションに何分もかけていられない。10分悩んで答えが出ないなら1分思い出すアクションを10回した方がマシだろう。
だから真剣に解かなくていい。リズムだ。3秒だ。問題を読んで1、2、3、ハイ!答えがパッと頭に思い浮かばないならすぐに答えを見ていい。解説をみていい。
ステップ5:3つ目の間違い、勉強の基準が低すぎる!
結論、最低でも7周反復しろ
そもそも高卒は勉強に対する基準が低すぎる。これは僕もそうだがほとんどの人が過去問、問題集を1周やるだけで満足してしまう。3周やればドヤ顔だ。
これは傲慢すぎる。最低でも7周くらいやる必要がある。多すぎだって?
資格試験はゲームで言うところのラスボスに挑むときと同じだ。
ラスボスがレベル80。つまり合格点。1周でレベルが10上がったと換算すると3周や4周では足りない。レベル40でレベル80のラスボスを倒すのはあまりにも無理がある。
ラッキーパンチが当たってもレベル70まであげなくてはならないだろう。(ビギナー向けの資格なら3周〜4周で十分だと思うが。)
ちなみに東大生や医学生は受験時に1つの問題集、参考書を10周するのは当たり前だという。まずは勉強の基準が低すぎるという点だ。
しかもやってみるとわかるが人は忘れる。人は一度勉強したことを1時間で56%忘れ1日後には77%と忘れるというエビングハウスの忘却曲線の話は有名だ。
100%理解したとしても4周目になって忘れている自分にガッカリとする。だから反復復讐は必要なのだ。
ステップ6:解説のセンターピンを押えろ
センターピンというのは、ボウリングの一番先頭にあり、中央にあるピンのことを指す。センターピンが倒れれば他のピンも倒れるのでコスパの良いアクションをセンターピンという。
解説にもセンターピンがある。長い長い解説を全て読んでていて「要するにこれさえわかっていればいいよね」というところがある。そこを押さえよう。
実際に7周もやっていると解説を全て読み込むのは、はっきり言ってしんどい。といっても3周目までは解説を読まないとセンターピンがあるのがわからない。
これがわかるようになると問題文を読まずに選択肢が間違いなのかがすぐわかるようになる。
補足だが答えの選択肢を丸暗記はよくないが解説の丸暗記はしたほうがOK。答えよりも大切なのはその選択肢が正解で、なぜその選択肢が間違いなのかを解説できるのかが重要だ。
ステップ7:スケジューリング
これまでの反省点を踏まえるとスケジュールとしてはこんな感じ。
1日〜10日:基礎・基本用語の土台固め
10日〜30日:問題集を1周〜2周
30日〜40日:問題集を3周〜4周
40日〜50日:問題集を5周〜7周
50日〜60日:バッファ
ぜひ皆の勉強法にお役立てれば光栄です。