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LINE BOT で ウェブページの更新監視する

Last updated at Posted at 2020-01-07

tl;dr

  • 完全に個人用であれば、かんたんに LINE の Bot を作成することができました。
  • Broadcast(友達登録した全員に送信)であれば サーバーも不要で動かせます。
  • また、ngrokなどを活用することで、特定少数のグループに投稿することもサーバー不要で可能でした

はじめに

  • 限定商品の販売ページのようにウェブページを定期的に確認しに行きたいときがあると思います。
  • ここでは Python で 定期的な更新監視と LINE BOT による通知をするコードを書いてみました。

流れ

  1. LINE Developers に登録
  2. Channel access token を手に入れる
  3. LINE 上で bot と友だちになる
  4. line/line-bot-sdk-python を使ってLINE BOTを書く
  5. psf/requests-html を使って更新監視コードを書く
  • なお、特定ユーザーや特定グループに投稿したいなら投稿先を示すIdを手に入れる必要があります。

説明

LINE Developers に登録

  • LINE Developers - Messaging API を利用するには
  • 公式を見るのが一番ですね。UIが少し変わってたりするようなので留意ください
  • ログインにはLINEのIDが必要です。チャネルの作成まで行なってください。
    • なお、作成するチャネルは Messaging API channelです。
チャネル選択

Channel access token を手に入れる

  • チャネル作成後 Messaging API タブ から Issue(申請) をして Channel access token (long-lived) を取得します。
channel access token

友達登録する

  • channel access token を取得した この画面上部のQR コードを読み取って LINE で友だちになってください。

line/line-bot-sdk-python を使ってコードを書く

  • LINE が公式で python 用に SDK を公開しているのでこれを使います。

SDKをインストール

$ pip install line-bot-sdk

友達全員と、先程取得したグループ宛にそれぞれ投稿してみます

  • broadcast が 友達登録全員に対しての送信になります。
from linebot import LineBotApi
from linebot.models import TextSendMessage

access_token = 'XXXXXXXXXXXXXXX'

line_bot_api = LineBotApi(access_token)
line_bot_api.broadcast(TextSendMessage(text='友達全員にBroadcast'))

動作確認

  • 以下のように「友達全員にBroadcast」というメッセージが BOT から送られてきているはずです。
    • うまく行かない場合はaccess_token, 友達登録等見直してみてください。
メッセージ例
1578397220270.jpg

4. psf/requests-html を使って更新監視コードを書く

  • Webページの監視をするためには、表示内容を解釈する必要があります。
  • ここでは psf/requests-html を使ってみます。

インストール

$ pip install requests-html

使い方

説明
  • 例として 以下のようなページ の 商品が注文できるかどうかを見てみます。
    • このWebページでは 注文できるかどうか以下のように表現されています。
    • 「ご注文できない商品」の場所が「在庫あり」などに変化するので、これを見張れば良さそうです。
<div class="status-text">
    <div class="status-heading">
        <span class="status">ご注文できない商品*</span>
    </div>
    <div class="status-note">
    <p>

    </p>
    </div><!-- /div#status-note -->
</div>
スクレイピングしてみる
  • 以下のように Webページにアクセスしたあと
from requests_html import HTMLSession
session = HTMLSession()
r = session.get('https://XXXXXXXXXXXXX/') # <---- ここにアクセスしたいURLを入力
  • r.html.find() を利用して 要素を絞り込むことができます。
from requests_html import HTMLSession
session = HTMLSession()
r = session.get('hxxps://XXXXXXXXXXXXX/') # <---- ここにアクセスしたいURLを入力
r.html.find('div.status-heading span.status')[0].text # <----- ご注文できない商品*
  • うまく 文字列を得られたので あとはこれで条件判定してあげれば良さそうです。

LINEの通知部分と組み合わせてみる

  • 品切れを示す文字列が 消えたら 通知を送るようにしてみます。
# -*- coding:utf-8 -*-
from linebot import LineBotApi
from linebot.models import TextSendMessage
from requests_html import HTMLSession

ACCESS_TOKEN = 'XXXXXXXXXXX'
TARGET_URL = 'hxxps://XXXXXXXXXXXXX/rb/16057071/'
STATUS_CSS_SELECTOR = 'div.status-heading span.status'
NG_STATUS = 'ご注文できない商品'

def get_status():
    session = HTMLSession()
    r = session.get(TARGET_URL)
    return r.html.find(STATUS_CSS_SELECTOR)[0].text

def broadcast_to_friends(message):
    line_bot_api = LineBotApi(ACCESS_TOKEN)
    line_bot_api.broadcast(TextSendMessage(text=message))

if not NG_STATUS in get_status():
    broadcast_to_friends("商品が購入できます:" + TARGET_URL)
  • 実行すると以下のようにメッセージが送られてきました。
メッセージ例
1578400246124.jpg

特定ユーザーや特定グループに投稿したいとき

webhook を受け取る

  • ngrok と Python で 単に webhook を受け取ってみる などを参考に webhook を受け取れる環境を整えてください。
  • 準備ができたらそのURLを Messaging API タブの Webhook URL に入力
  • Verify を押して success となったら Use Webhook にチェックを入れておきます。
設定例

グループにBOTを入れて group_id を得る

  • 次に、 Messaging API タブの Allow bot to join group chats の設定を Enabled にします。
設定例
  • その状態で 適当なグループに この LINE BOTを入れると webhook が飛んできます。
    • ngrok には リクエストを確認できる画面があるので、以下のように確認できます。
      • 必要なのは events[0].source.groupId だけです。
ngrokのinspect画面で確認している例
Screenshot_2020-01-03 ngrok - Inspect.png

broadcast ではなく push_message へ

-line_bot_api.broadcast(TextSendMessage(text='友達全員にBroadcast'))
+line_bot_api.push_message(group_id, TextSendMessage(text='ある個人にpush message'))

最後に

  • あとはタスクスケジューラや cron などで定期的に実行するようにすれば完成です。
  • なお、このように機械的にwebページへアクセスすることは場合によってはアクセス先のサーバーに負荷をかけることにつながるため、実際に運用する場合は 下記ページを一読することをおすすめします。
  • http://librahack.jp/
  • https://vaaaaaanquish.hatenablog.com/entry/2017/12/01/064227
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