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Raspberry PiがTP-LINK製WiFiアダプタを自動認識しない場合の対処法

Last updated at Posted at 2016-12-22

概要

これはRaspberry Pi2 Model BへTP-LINK製WiFiアダプタ TL-WN725N v2を取り付けるための手順及び方法を示したものである。

動機

Raspberry Piの離地利用を図り、格安のTP-LINK製WiFiアダプタを購入するも、USBポートに差し込んだだけでは自動的にWiFiドライバが認識されない。大概のWifiアダプタは認識されるのに、これは誤算だった。そのため情報を集めて手動で設定を行い、何とか利用できるようになった。この記事は個人的な備忘録であると共に、当該手順について日本語で解説するものである。もしかすると、この手順はRaspberry Pi2 Model BやTL-WN725N v2に限らず、他へも応用できるかもしれない。

手順

まずはTL-WN725N v2をUSBポートに差し込んだ際のデバイス認識は以下の通り。

$ lsusb
Bus 001 Device 002: ID 0424:9512 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 001 Device 003: ID 0424:ec00 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 004: ID 0bda:8179 Realtek Semiconductor Corp.

USB IDが"0bda:8179"として表示されているので一応は認識されている。ただし、標準ではWiFiドライバが搭載されていない様子。これがBuffalo製であれば詳細に"BUFFALO INC..."とか表示されるのだけども。

※予め注告しておくが、当該手順を終えてもlsusbコマンドの表示内容は変わらない。失敗したと誤認して焦らないように。

WiFiドライバのインストール

2017年7月確認時点で自動インストーラが配布されてました。Raspberry Piがインターネットへ接続できる環境にあれば、こちらを利用した方がよいでしょう。以下のコマンドを実行すれば、自動的に似合うドライバをインストールしてくれます。

$ sudo wget http://www.fars-robotics.net/install-wifi -O /usr/bin/install-wifi
$ sudo chmod +x /usr/bin/install-wifi
$ sudo install-wifi

自動インストーラを利用しない場合、ネット上でWiFiドライバのインストーラを取得する必要がある。まずはRaspbianのバージョンを確認する。

$ uname -a
Linux raspberrypi 4.4.8-v7+ #881 SMP Sat Apr 30 12:16:50 BST 2016 armv7l GNU/Linux

この場合は8188eu-4.4.8-v7-881.tar.gzのインストーラを利用する。他のバージョンであっても、バージョン情報に合わせて"4.4.8-v7-881"の箇所を変更すれば良い。

インストーラのダウンロード及び実行は以下の通り。

※2017年7月確認時点でダウンロード先が変更されていました。

$ wget http://www.fars-robotics.net/8188eu-4.4.8-v7-881.tar.gz
$ tar xzf 8188eu-4.4.8-v7-881.tar.gz
$ ./install.sh

インストール完了後の確認

インストール完了後、Raspberry Piを再起動します。正しくインストールができていれば、以下のコマンドでwlan0デバイスが確認できます。

$ ip address

WiFi設定を行えばWiFiを利用できるようになる。WiFi設定については割愛する。

参考

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