はじめに
Slackは、コミュニケーションツールとしてとても便利だと思います。
私はCrane&Iに入社するまでは使用したことがなかったので、使いやすくて便利だな~と新人のときに感じたのを今でも覚えています。
しかし、使用しているうちに私の中で違和感や危機感を覚え、それに対してどのように解消しようとしたか綴ろうと思います。
エンジニアにおける技術やマインドの内容ではないですが、自分にとっての"プチ成功体験"かつ"日頃からの課題意識と解決への行動"に繋がるエピソードなので、お付き合いいただけたら嬉しいです
結論
きっかけやどのような行動をとったかを後述しますが、この記事でお伝えしたいことをサマリとして最初に述べておきます。
興味を持ってくださった方は、このまま読み進めていただけたら幸いです。
~文字リアクションを駆使し、コミュニケーションを円滑化させ意思疎通を図る~
- 何も反応しないのは、相手にとても失礼になってしまう
- 文字リアクションは、お礼や状況、感情を伝えられる
- 文字リアクションは、余計な通知にならない
※状況によってリアルタイムで知らせた方がいい内容もあるため、適宜返信と使い分ける必要あり
→ "リアクションすること"は、相手への状況伝達および配慮に繋がる
文字リアクションを活用するまでの流れ
- この違和感はなに?
今から3年以上前です。
新人研修期間は出社とテレワークのハイブリット型だったため、コミュニケーションは比較的取りやすい方でした。
(テレワークでもZoomを繋げていたため、「Slack見た?」などが口頭でできていた。)
その後現場配属になって会社と日常的な関わりがなくなり、社内連絡も最小限となった際に、ちょっとした違和感が。
当時は会社全体でSlackのコミュニケーションがあまり円滑でないように見受けられ、返信率もぼちぼちでした。
ましてや、リアクションがほぼ既存の絵文字のみだったので、返信しない限り「ありがとうございます」「対応します」というお礼や状況すら相手に伝えられない状況でした。
「ただでさえ客先常駐で社内の方々と関わる機会が少ないのに、この状況のままだと帰属意識がどうこうどころではないのでは。。??」
新人ながら、このように勝手に危機感を覚えていました。
違和感から危機感に変化したときには、もしできるなら上層部へ改善提案をしよう!と考え始めました。
- だったら都度返信しよう!という思考にはならなかった
現状の環境でできることとして、「ありがとうございます」「対応します」を返信するくらいで、やらないよりましだと思ってはいましたが、それを実行しようという安直な気持ちはありませんでした。
なぜなら、さまざまな重要な内容の通知が飛び交う中で、文字として通知する必要があるか人によって意見が分かれるからです。
社内ではなく現場のエピソードにはなりますが、実際に「通知がきすぎてどれが重要な内容なのか判断がつかない」という声も多く聞こえてきました。
このお言葉があったからこそ、当時の私は返信したらいいというものではないんだなと学びました。
- じゃあどうしよう?
正直、悩んでいる時間はそんなに多くなかったです。
社内のSlackにはすでに、"承知いたしました"の文字リアクションがあったからです。
この存在に気づいたときに、もっと他にバリエーションを増やせば、相手に状況を伝えられるし通知がいくこともない、と悩みの種が一気になくなる瞬間でした。
"承知いたしました"はあるのか。。ならもっと作るしかない!となり、当時の上司に許可を得て、さまざまな種類の文字リアクションを大量生産&リリースしました。
- 文字リアクションの効果
特にリリース周知などは行わなかったのですが、社員の皆さんに自然と使用していただけて、業務に限らず雑談チャンネルでも文字リアクションを使用してのコミュニケーションが以前より円滑・活発化したように思います。
本社勤務のある営業さんからも、「状況把握できるし、文字リアクション助かってる!」と直接お言葉をいただけたので、作成してよかったと改めて感じました。
集計を取ったわけではないですが、社内で頻繁に見かける文字リアクションは以下です。
- ありがとうございます
- よろしくお願いします
- すてき♥
- 気になる
男性が多く在籍している会社なので、とりあえず女性向けに"すてき♥"を作りましたが、性別問わず意外と頻繁に使われていてうれしい限りです
実はひっそりと増やし続けているので、今後もちょこちょこリリースしようと思います。
(きちんと許可はいただいてます。)
何も反応しないのは、"相手を不安にさせる行為"である
冒頭の結論にて、「何も反応しないのは、相手にとても失礼になってしまう」と記載しました。
自分が発信した立場になって考えてみてください。
- チャットで周りに向けてスレッドを立てたのに、反応がまばらで見てくれたのか?
- プレゼンで良い顔も悪い顔もされず、相手に内容が刺さってるのか?
反応がないと相手の状況や心情がわからなくて、とても不安になりませんか?
ましてやSlackは既読機能がないため、既読による「見ましたよ」の意思表示ができません。
私は、無反応を(ちょっと大袈裟だけど)"相手を不安にさせる罪"だと思っています。
と同時に、暗に承知してくれているんだろうなとも思っていますが、発信する側からするとやはり反応はいただきたいものです。
リアクションひとつで配慮に繋がるので、今まで自分の中で完結してリアクションしてなかったな~と心当たりがある方は、是非このひと手間を行動に移していただきたいです。
※Slackなどのチャットに限らず、対面のコミュニケーションも同様です!
最後に
今回は、Slack上のコミュニケーションを円滑化させるために文字リアクションを導入したお話をさせていただきました。
まだSlackを導入したての会社さんは、是非文字リアクションを使用してみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました