mendel でログインできなくなったり、fastboot でデバイスが認識できなくなったりしたときの対処について。
方針
- 概要: SDカードに入れたrecovery.imgでブートしてみます
- 参考というかそのまま引用:
https://coral.ai/docs/dev-board/reflash/#flash-from-u-boot-on-an-sd-card
今迄と他に必要なもの
- micro SDカード
- micro SDカードを読み書きできるMacもしくは、その付属品
- イメージ書き込みソフト(balenaEtcherなど)
DIP SWITCHの設定
DIP SWITCHにて、Boot Moodeを、SD Cardに変更します。1/2/3/4をON/OFF/ON/ONにします。

一応OSなどイメージのダウンロード
$ wget https://dl.google.com/coral/mendel/enterprise/mendel-enterprise-day-13.zip
$ unzip mendel-enterprise-day-13.zip
こちらのmendel-enterprise-day-13フォルダのツール群を使います。
recoveryイメージの書きこみ
balenaEtcherからツールをダウンロードする。
先程のフォルダのrecovery.imgを選択、あとは画面の通りに進むと書き込めます。
- MacにSDカードさしても認識しない事があります。ゆっくりでなく勢い良くさすと認識率が上がります。嘘のような本当の話です。
- このままだとブートできないけどいいのか?と言われますが、そのまま進んで良いです。
SDカードからのブート
順番が重要です
- USB-Bのシリアルを繋ぎます
- もはやお馴染となった、screen /dev/cu.SLAB_USBtoUART 115200を実行します。
- micro SDカードをボードにさします。
- 続いてUSB-C(パワー)をさします。
そうすると、文字が出てきて u-boot> プロンプトで止まるか、hit any key to stopなどと出て、数秒以内に何か押すと先にすすまずに、u-boot>プロンプトで止められます。
fastbootの実行
$ fastboot 0
そして次に、USB-C(Data(OTG))をさしてください。
画面は固まったままですが、それで良いのでそのままほっておいて下さい。
OSの書き込み
fastbootの確認
screenを実行したのとは、違うターミナルを開いて以下を実行
$ fastboot devices
12345689a012 fastboot
みたいな感じで数値が返ってくればOK
書き込み実行
$ cd mendel-enterpriseday-13
$ bash flash.sh
...
しばらく時間がかかって書き込みが終わり、リブートがかかりますが、DIPスイッチがSD Card Boot modeままなので、ちゃんと動くわけではありません。ケーブル群を抜いて、DIPスイッチを元に戻したら終了です。

(by 団員H)