開発に Visual Studio Code を使う前提です。
Windows の場合
- Android Studio をインストールしておく。
- Visual Studio Code をインストールしておく。
- Visual Studio 2019 をインストールして C++ デスクトップ開発環境をインストールしておく (Windows デスクトップアプリの開発をする場合)
- flutter 公式から zip をダウンロードして展開する。適当なフォルダに置く。
- SDK/flutter/bin に PATH を遠す。
-
flutter doctor
してみる。
sdkmanager がないといわれたとき:
Android Studio の SDK Manager を開いて、SDK Tools のタブから Android SDK Command-line tools にチェックを入れて Apply を押す。ライセンスに同意するように言われたら同意する。
上の画面は mac のだけど windows でも同じ。
Android SDK のライセンスに同意していないと言われたとき:
> flutter doctor --android-licenses
とやって、すべてに Y で答える。
ADK Manager で仮想デバイスを作る
これをしなくてもアプリのビルドはできるけど、何もないと動作確認ができない。
Android SDK の AD AVD Manager で仮想デバイスをひとつ作っておく。デフォルトのものから選んでもいい。
仮想デバイスの Android のバージョンを何か選ぶ必要がある。迷ったら、とりあえず最新バージョンを選んでおけば良い。
Windows のデスクトップ開発もするとき
$ flutter config --enable-windows-desktop
としておく。
Visual Studio Code の設定
flutter のプラグインをインスールする。
F1 を押して flutter と入れると、flutter new project と表示されるので、それを選ぶ。
その次の段階で、Android SDK のインストールフォルダを指定しろと言われるかもしれない。その場合は、<ユーザのフォルダ>/AppData/Android/SDK
を指定する。
flutter の SDK の場所も指定するように言われるかもしれない。その場合も flutter を置いた場所を指定する。
それから Application を選ぶと、アプリケーションの雛形が作成される。
右下に青色で NO DEVICE と書かれているところで、Android の仮想デバイスを何か選ぶ。ここで Windows Desktop を選ぶと、Windows 用のバイナリを吐く。
VSCode でターミナルを開いて、
> flutter run
とする。選んだ仮想デバイス用のバイナリが生成されて、仮想デバイスかデスクトップのアプリが自動的に起動する(はず)。
必要のに応じて Android Studio 側に flutter のプラグインを入れるなどする。
Mac の場合
手順自体は同じ。
- Android Studio をインストールする。
- Xcode をインストールする (最新版にしておく)
- flutter 公式から zip をダウンロードして展開する。適当なフォルダに置く。
- SDK/flutter/bin に PATH を遠す。
-
flutter doctor
してみる。
Xcode をゼロからインストールしたとき
たぶん下記コマンドの実行が必要
$ sudo xcode-select —switch /Applications/Xcode.app/Contents/Developer
$ sudo xcodebuild -license
CocoaPods が無いといわれたとき
$ sudo gem install cocoapods
とする。このとき、ruby のバージョンが 3.x でないと gem がうまく動かずにエラーになることがある。mac にプリインストールされているデフォルトのバージョン (2.x系) では少なくとも失敗する。
対処としては、rbenv をインストールして、ruby のバージョンを 3 以上にしてから gem を実行する。brew と gem の更新も必要になるかもしれない。
brew の update
$ brew update
$ brew upgrade
場合によっては下記を先にする必要がある。
$ git -C /usr/local/Homebrew/Library/Taps/homebrew/homebrew-core fetch --unshallow
$ git -C /usr/local/Homebrew/Library/Taps/homebrew/homebrew-cask fetch --unshallow
rbenv のインストール
$ brew install rbenv
$ rbenv install -l
2.6.9
2.7.5
3.0.3
$ rbenv install 3.0.3
$ rbenv 3.0.3
.bash_profile
に下記を追加して、ターミナルを起動しなおす。
export PATH="$PATH:$HOME/.rbeng/bin"
eval "$(rbenv init - bash)"
これでバージョンが入れかわるはず。
$ ruby -v
3.0.3
gem の update
$ sudo gem install rubygems-update
cocoapod のインストール
$ sudo gem install cocoapods
これで flutter doctor しても怒られないはず。
mac のデスクトップ開発もするとき
$ flutter config --enable-macos-desktop
としておく。
Android Studio の設定
このあたりは Windows と基本的には同じ。
Visual Studio Code の設定
このあたりも Windows と同じ。
参考
罠回避メモ
Windows の Visual Studio は 2019 でないとダメぽい。
windows で管理者でないユーザの PATH は「Windows システムツール」の「コントロールパネル」から「ユーザアカウント」を選んで、そこにある「環境変数」から変更する。デバイスのほうから変更すると、管理者の PATH しか変更できない。
VSCode のターミナルのデフォルトが Command Prompt になってることがある(デフォルト?)。Power Shell とか Git Bash とかに変更しておく (ほうが幸せ)。 PATH を変更した場合は VSCode 自体を再起動しないとダメぽい。