Mac OS X Yosemiteでyas3fsを使ってS3をマウントする

目標

Mac OS X YosemiteでS3をマウントしたい。

問題

Mac OS X Yosemite(10.10)からは、署名がないカーネルエクステンションのインストールを原則禁止する変更がされたため、Mavericksでできたs3fsを使う方法(Mac OS X Mavericksでs3fsを使ってS3バケットをマウントする)がうまくいかない。brew install homebrew/fuse/s3fsするときにfuse4xをソースからビルドさせたものが使えない。

fuse4x-kext: Building this formula from source isn't possible due to OS X
Yosemite and above's strict unsigned kext ban.
fuse4x: Building this formula from source isn't possible due to OS X
Yosemite and above's strict unsigned kext ban.

対処法

fuse4x.dmgとosxfuse.dmgのバイナリを直接ダウンロードしてきてインストールする、またはosxfuse.dmgとyas3fs(AWSの中の人が個人プロジェクトとして開発しているs3fsの拡張版)をインストールする。今回後者を試してうまくできた。

手順

1. http://osxfuse.github.com/ からosxfuse.dmgをダウンロードしてきてインストール。

2. pythonをインストール。

3. pip install yas3fs

4. S3のバケットとアクセス権限者を作成。

5. S3のアクセスIDとキーを.bash_profileに追記。

   export AWS_ACCESS_KEY_ID=YOUR_S3_ACCESS_ID
   export AWS_SECRET_ACCESS_KEY=YOUR_S3_ACCESS_SECRET_KEY
   

6. ターミナルで

   $ mkdir ~/s3
   $ yas3fs s3://your-s3-bucket-url ~/s3
   

これでFinderでもS3バケット内のファイルの読み書き操作ができる。 アンマウントは$ umount ~/s3。

yas3fsは機能が豊富で、Amazon SNSと組み合わせると複数PCとS3をリアルタイムで同期させることもできるよう。自分に必要になったときに試してみたい。