去年の11月、オープンCAEシンポジウムの前に4人ほどでもくもく合宿をやった。その際にCode-Asterを実行するかつてのWizardのようなGUIを作った( https://github.com/mmer547/wizaster-gui )。最近はメンテンナンスできておらず、忘れかけているので、肝となるCode-Asterの実行部分についてメモを残す。
Code-Aster実行時のファイル構成
Code-Aster実行時に必要なファイルは最低限以下の三つある。
- medファイル
- commファイル
- exportファイル
medファイルはメッシュ情報が書き込まれたファイルである。
commファイルは条件、物性等を記述するファイルである。
exportファイルは計算実行時のコア数やメモリ制限、入出力ファイルリストを書くファイルで、CUIでCode-Asterを実行する場合のインプットファイルとなる。
Code-Asterの実行コマンド
Windows版のCode-Asterでの実行はAsterStudy出現前のLinux版と同じである。
C:\sm-2017-w64-0-9\PRODUCTS\code_aster\bin\as_run.bat export
Linux版でSalome-MecaのAsterStudyが出現した以降のバージョンではas_runファイルがなくなりsalomeの起動バッチにオプションをつけて実行するようになった。
/home/mmer547/salome_meca/appli_V2017/salome shell --as_run export
GUIでの実装について
GUIではユーザーにコンフィグファイル内の実行パスを書き換えてもらうように丸投げして実装した。
これはHelyxOSを参考にした。