はじめに
ようやく私もOpenAIのAPIでGPT-4が扱えるようになり使い込んでいきたいと思うが、まずは、普段使っているChatGPTをAPIを使ったアプリに置き換えて、ChatGPT Plusの利用料を削減できないか考えてみた。
調べてみると、ChatGPTのクローンアプリが既にいくつか存在しているようで、今回は、その中でもクオリティが高く、置き換えるのには良さそうな以下のクローンアプリを試しに使うこととした。
免責事項
本記事でChatGPTのクローンアプリについて紹介しますが、ChatGPTからの移行を推奨するものではありません。あくまでOpenAIのAPIの活用の一例として紹介しており、個人利用の範囲で使うことを想定しています。
構成
このchatgpt-cloneは、主に3つの要素で成り立っている。
- 本体となるアプリケーション部分 (Node.js製)
- データベース (MongoDB)
- 全文検索用のエンジン (MeileSearch)
Setup
まずは、.env
ファイルを用意する。
cp api/.env.example api/.env
.env
ファイル内にOpenAIのAPI Keyを設定する。
OPENAI_KEY=xxxxxxxxxxx
実行
今回はDockerで立ち上げた。
docker compose up -d
立ち上がったらブラウザでアクセス。デフォルトではポート番号は3080。
http://localhost:3080
使ってみる
見ての通り再現度は非常に高く、快適に利用できた (モバイルも対応している様子)。
さらにはChatGPTにはない機能もいくつか持っている (2023/04/30現在)。
例えば、初期条件とするプロンプトや各種パラメータを変更してプリセットとして登録可能となっていたり、会話の全文検索機能や会話の出力機能なども備わっている。もちろん本家もPlugin機能を持っているので、今後はこのあたりのことも可能になるかもしれない。
他の良い点として、やはり料金面については、ローカル上で利用する範囲では基本的にOpenAIのAPI利用量 (従量課金) のみであるため格安でGPT-4を使ったチャットを体験できる。また、これはAPIの利点であるが、時間内のリクエスト制限もChatGPT Plusのように厳しくないため、いくらでも質問可能になったのもとても良かった。
まとめ
OpenAIのAPIを活用したサービスが数多くうまれている中でこのようなChatGPTのクローンアプリもいくつか誕生している。今後はChatGPTから派生して、さまざまな系統のチャットアプリができていきそうだと感じた。
他にもAPI Keyさえあれば使えるGPT関連のアプリは存在しているので、いろいろと試して、今後の創作に繋がればと思う。