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Javaにおけるインターフェースについて

Last updated at Posted at 2021-11-27

Javaにおけるインターフェースとは

→「定義が曖昧すぎて、特別扱いされた抽象クラス」のこと。 例:Creature(生き物)クラス →形、生態はさまざま。   生きるために、「run(逃げる)」くらいしかできない。
*特別である理由* ・内部実装(メソッドの処理動作)を一切定義しない →同じ階層の親メソッド同士がぶつからないため、多重継承OK とされている。

特徴

①すべてのメソッドが、抽象メソッドであること ②フィールドは基本的に持たない ③もし、インターフェース内でフィールドを宣言すると、自動的に「public static final」が補われ、定数を宣言したことになる ④多重継承OK ⑤defaultを用いれば、抽象メソッドの実装が可能(java8〜) → 実装がぶつかる恐れがあるので、基本的にはしない ⑥インターフェースに宣言されたメソッドは、自動的に「public」かつ「abstract」になる。 →「public abstract」は省略OK

※abstract = このクラス(メソッド)は抽象クラス(メソッド)ですよ、という意味を表す

正しい継承ツリーを上に辿っていくと起こる現象

抽象メソッドが現れる →抽象メソッドばかりになる →抽象メソッドが減りはじめる →抽象メソッドだけになる = インターフェース

インターフェースは、クリーニング店のメニューみたいなもの。
ユーザーには、どのようにして洗うか明示されない。

インターフェースの宣言

``` public interface インターフェース名 { //anycode } ```

インターフェースの実装について

・インターフェースで定義されたメソッドは、全て抽象メソッドなので、  それぞれオーバーライドする必要がある ・具体的な処理内容を実装する

※オーバーライド:親クラスのメンバを子クラスで上書きすること

インターフェースの実装

``` public class クラス名 implements インターフェース名 { //anycode } ``` ※implements = 実装する

インターフェースの効果

・同じインターフェースをimplementsする複数の子クラスたちに、共有のメソッド群の実装を強制できる ・インターフェースが定めたメソッドを、共通で持たせることができる

インターフェースによる多重継承

``` public class クラス名 implements 親インターフェースA , 親インターフェースB { //anycode } ```

インターフェースの継承

親インターフェース Creature 
``` public interface Creature { public abstract void run(); } ```
上記の Creatureインターフェースを継承した、Humanインターフェース
``` public interface Human exetends Creature { void walk(); void eat(); //さらに、親インターフェースからrun()を継承する ```

まとめ

抽象クラス

・具体的な中身を決定できない曖昧なメソッドには、「abstract」をつけて、抽象メソッドとする ・抽象メソッドを一つでも含むクラスは、「abstract」をつけて、抽象クラスにしなければいけない ・抽象クラスは、インスタンス化不可 ・抽象クラスと抽象メソッドを活用した「継承の材料」として、親クラスを開発すれば、イレギュラーなインスタンス化やオーバーライドを忘れる心配がない

インターフェース

・抽象クラスのうち、基本的に抽象メソッドしか持たないものを「インターフェース」として定義OK ・インターフェースは、多重継承OK ・インターフェースを親に持つ、子クラスの定義は、「implements」を使用する
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