Raspberry Pi Imager は Raspberry Pi 財団が提供している Raspberry Pi の SD カード作成ツールです。無料で利用できます。このツールを使うと、ユーザーは最新の OS イメージを別途ダウンロードしたり、展開する手間が省け、簡単かつ迅速に Raspberry Pi の起動ディスクを作成できます。
Raspberry Pi Imager の特徴
Raspberry Pi Imager の主な特徴を以下に挙げます。
簡単な操作
Raspberry Pi Imager はわかりやすいインターフェースを提供し、ユーザーが簡単に操作できるよう設計されています。
多様なOSイメージの選択と書き込み
Raspberry Pi Imager は、公式 OS だけでなく、他の人気のある Raspberry Pi 向け OS イメージも書き込みが可能です。例えば、Media Player OS や Ubuntu 等のイメージも簡単にSDカードに書き込めます。
クロスプラットフォーム
Raspberry Pi Imager は、Windows, macOS, Ubuntu などの様々な OS で利用できます。
Raspberry Pi Imager のシステム要件
Windows 向けの Raspberry Pi Imager のシステム要件を以下に挙げます。
- オペレーティングシステム: 指定なし
- メモリ(RAM): 指定なし
- インターネット接続:安定したインターネット接続が必要です。
- SDカード:書き込むOSイメージに合わせた容量のカードが必要です。
この記事では Raspberry Pi Imager v1.8.1 を Windows 11 にインストールする手順を説明します。
Raspberry Pi Imager のインストール手順
ダウンロード
Raspberry Pi Imager の公式ウェブサイトにアクセスし、「Download for Windows」をクリックします。
https://www.raspberrypi.com/software/
インストーラの起動
ダウンロードが完了したら、ファイルをダブルクリックし、インストーラを実行します。
ユーザーアカウント制御の確認
ユーザーアカウント制御が表示されたら、「はい」をクリックします。
セットアップ画面の確認
インストーラの画面が表示されたら、「Install」をクリックします。
インストール終了
インストール完了画面が表示されたら、「Finish」をクリックします。
Raspberry Pi Imager の使い方
Raspberry Pi Imagerの起動
スタートメニューから Raspberry Pi Imager を起動します。
OSイメージの選択
Raspberry Pi Imager が起動したら、以下の画面が表示されます。
「デバイスを選択」では、 Raspberry Pi のモデルを選択します。
「OS を選択」では、Raspberry Pi の OS を選択します。
「ストレージを選択」では、書き込み対象の SD カードを選択します。
OSイメージの書き込み
OSイメージとターゲットSDカードを選択したら、「次へ」ボタンをクリックします。
実際に書き込む前に OS の設定を変更できます。変更する場合は「設定を編集する」ボタンをクリックします。
「一般」タブでは OS の基本設定を変更できます。
「サービス」タブではネットワークサービスの設定を変更できます。
「オプション」タブでは書き込み動作の設定を変更できます。変更が終わったら「保存」ボタンをクリックします。
設定の確認画面が表示されます。変更した内容を反映する場合、「はい」ボタンをクリックします。
書き込みの確認画面が表示されます。「はい」ボタンをクリックします。
書き込みには数分程度の時間がかかります。
書き込み完了
書き込みが完了すると、成功メッセージが表示されます。ここで SD カードを安全に取り外すことができます。
セットアップと起動
SDカードにOSイメージが書き込まれたら、Raspberry PiにSDカードを挿入して起動します。Raspberry Piの初回起動時に、必要なセットアップ手順を実行して、Raspberry Piを設定できます。