Will-Can-Must は株式会社リクルートで使われている目標管理制度です。この記事では Will-Can-Must を使った自己分析方法を紹介します。
概要
Will-Can-Must は「やりたいこと・できること・すべきこと」からキャリアを考えるフレームワークです。3つが重なった部分が、自分の“生きがい”であり、理想だと言えるでしょう。
Will
Will では自分のやりたい事やなりたい姿を考えます。
- 仕事を通じて実現したいこと
- ロールモデル
- 理想の働き方・生き方
Can
Can では自分のできる事や得意なことを考えます。
- 今の自分ができること
- スキルやこれまでの経験
Must
Must では会社から求められている事を考えます。
- 社会や会社からの要望
- 職種の役割/売上目標
- 将来的に身につけなければならないスキル・経験
ミスマッチ分析
Will-Can-Must の重なっている部分に着目することで、ミスマッチに気づくことができます。
Will Can Must がばらばらの場合
Will Can Must がばらばらの場合は、ます自分が何をしていたいか、どうありたいか、自分を見つめ直す作業が必要です。
Will と Must が重なっている場合
会社の業務と自分の能力の間にギャップを感じるパターンです。このフェーズでは「できることを増やす」ことが重要になります。
Will と Can が重なっている場合
本人は満足している状態ですが、周りの期待に応えられてない可能性があります。
Can と Must が重なっている場合
ある程度の経験を積んだ世代で起きやすい状態です。このフェーズでは、Will を貫くか、Will を諦めて Must に応えるのか、キャリアの分岐点にあります。
3つが重なっている場合
3つの部分が大きく重なっている場合は、自分と周囲にとって理想の幸せな状態といえます。
参考文献
- マイナビ キャリアの悩みには「Will Can Must」 転職面接やビジネスで活用しよう
https://tameni.mynavi.jp/career/6055/ - 【Will-Can-Mustシート】リクルートの活用事例~メンバーの本当に実現したいことを対話する方法
https://www.recruit.co.jp/blog/culture/20230921_4189.html - リクルートでも「Will」が書けずに悩む人もいる取り組みたいことに縛られる“Willの神格化”からの脱却
https://logmi.jp/business/articles/327467