Wireshark(ワイヤーシャーク)はネットワークを流れるパケットをキャプチャし、プロトコルの分析を行うためのフリーソフトウェアです。ネットワークの状況をリアルタイムに調査したり、ログファイルに記録することができます。ここでは 18 歳の新入社員向けに Wireshark のインストール手順を説明します。
WireShark の目的
Wireshark は以下のような用途で使われます。
ネットワークトラブルシューティング
Wireshark は多くのネットワークプロトコルをサポートし、パケットの詳細を深く分析できます。 Wireshark を使うことでネットワーク上の異常なトラフィックや遅延の原因などを特定することができます。
教育・研究
Wireshark はキャプチャしたパケットを視覚的に表示しユーザーがデータを理解しやすくします。詳細な通信の流れを学ぶために使用されます。
セキュリティ分析と監査
Wireshark を使ってネットワーク内の通信を監視することで、不正アクセスやマルウェアの通信、データの流出などのセキュリティ上の脅威を検出することができます。
Wireshark のシステム要件
Wireshark は以下の環境で動作します
- オペレーティングシステム: Windows 8.1, 10, 11
- メモリ(RAM): 500 MB 以上。大量のトラフィックをキャプチャする際は、より多くのRAMが有利です。
- ハードディスク: 500MB 以上の空き容量。キャプチャしたデータを保存するには追加のディスクスペースが必要です。
- グラフィックス: 1280 x 1024 以上のディスプレイ
この記事では Wireshark Version 4.0.7 を例にして、Windows 11 へのインストール手順を説明します。
Wireshark のインストール手順
ダウンロード
窓の杜の Wireshark の紹介ページにアクセスし、OS のバージョンに合ったインストーラを「窓の杜からダウンロード」します。
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/wireshark/
インストーラの起動
ダウンロードが完了したら、ファイルをダブルクリックし、インストーラを実行します。
ユーザーアカウント制御の確認
ユーザーアカウント制御が表示されたら、「はい」をクリックします。
セットアップ画面の確認
Wireshark のインストール画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
Wireshark のライセンスの確認
使用許諾契約の内容を確認して、「Noted」をクリックします。
寄付のお願い画面
寄付のお願い画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
インストールする機能の確認
コンポーネントの選択画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
追加する機能の確認
追加する機能の選択画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
インストール先の選択
インストール先フォルダの選択画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
キャプチャライブラリの選択
キャプチャライブラリの選択画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
USB キャプチャライブラリの選択
USB キャプチャライブラリの選択画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
ファイルのコピーが始まります。
Npcap のライセンスの確認
Npcap の使用許諾契約の画面が表示されたら、内容を確認して、「I Agree」をクリックします。
Npcap のインストールする機能の確認
Npcap のインストールオプションの選択画面が表示されたら、「Install」をクリックします。
Npcap のコピー終了
Npcap のコピー完了画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
Npcap のインストール終了
Npcap のインストール完了画面が表示されたら、「Finish」をクリックします。
Wireshark のインストールが再開します。
Wireshark のコピー終了
Wireshark のファイルのコピー完了画面が表示されたら、「Next」をクリックします。
Wireshark のインストール終了
Wireshark のインストール完了画面が表示されたら、「Finish」をクリックします。
Wireshark の起動
Wireshark を使う時はスタートメニューから Wireshark を起動します。