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Microsoft Build 2025 Speech/Agent/Search/Data 主要アップデート

Last updated at Posted at 2025-05-22

目次

Azure AI Speech

  • Voice Live API デモ動画
    • 音声認識・生成AI・音声合成を単一のWebSocketで扱う統合APIが提供され、150以上の言語、600を超える音声、30以上の高精細DragonHD音声を搭載
    • GPT-4o RealtimeやPhiなど複数モデルの選択が可能で、ノイズ抑制、エコーキャンセル、割り込み検知、アバター同期にも対応し、Azure AI Agent Service や Semantic Kernel と連携可能
  • Video Translation デモ動画
    • 大規模動画を70以上の言語に翻訳し、Lip Sync機能、GenAIによる文脈および感情翻訳、マルチスピーカー検出、音声と映像の同期アルゴリズムにより、感情とトーンを保った多言語版を短時間で生成
  • Voice Sync for Avatar デモ動画
    • カスタムTTSアバターのセルフサービスポータルが一般提供され、音声とアバターを一括で学習可能に
  • DragonHD Neural TTS
    • 「HD(High Definition)音声」の基盤モデルで、高音質とLLMによる文脈および感情理解を備え、話し手のトーンや抑揚、ポーズを即座に調整し、人間らしい会話を実現
  • Speech Playground
    • Azure AI Foundry上で提供。Speech Studioで試していた機能をノーコードで試すことが可能に
  • Fast Transcription 拡張
    • デンマーク語、フィンランド語、ヘブライ語などに対応言語を拡大。マルチリンガルモデルで 15 言語を同時に認識

Azure AI Foundry Agent Service

Azure AI Search

  • ドキュメントレベルのアクセス制御
    • ADLS Gen2上のPOSIX風ACLおよびAzure RBACをインデクサーが読み取り、検索インデックスに自動で適用。クエリ時にはユーザーIDに基づいて結果をフィルター
  • Agentic Retrieval
    • AIエージェントがチャット履歴を含む複雑なクエリを分解し、検索対象のインデックス選択とクエリ生成を行い、必要に応じて並列でクエリを実行し、結果を統合
  • インデックス定義の拡張
    • インデックス定義に description が指定可能に
  • マルチベクターサポート
    • 分割不要で1ドキュメントに最大100のベクトルを付与可能。複数ベクトルの結果セットをマージし、親ドキュメント単位に集約して出力
  • GenAIプロンプトスキル
    • インデックス作成時のパイプラインからAzure OpenAIやAzure AI FoundryにデプロイしたLLMを呼び出し、テキストや画像に対して要約・言い換え・説明・構造化抽出などを実行
    • 検索のほか、BIダッシュボードなど、同じ抽出結果を二重利用可能
  • Document Layout skill
    • PDF等の文書データに特化した簡易Azure AI Document Intelligence機能が提供され、OCRとAI Document IntelligenceのLayoutモデルを活用し、セクション階層付きMarkdown、チャンク化テキスト(位置情報付き)、抽出画像(位置情報付き)として出力
  • スコアリング プロファイルとセマンティック ランカーの統合
    • セマンティック ランカーに新しいフィールド @search.rerankerBoostedScore が追加され、スコアリングプロファイルをリランクレベルで直接適用
  • その他
    • Azure Logic Apps でのインデクサー実行、マルチモーダル検索の簡素化など、多岐にわたる発表がございました。

Data

  • Cosmos DB (NoSQL) の進化

    • Fabric統合:半構造化データを数クリックでデプロイし、OneLake上でニアリアルタイム分析に利用可能。チャットアプリのセンチメント分析などにも期待
    • Azure AI Foundryとの統合、LangChainやSemantic Kernelとの連携によるAIエージェントのメモリや状態管理
    • Azure AI Foundry Agent Serviceのスレッドストレージ機能により、会話履歴や状態取得およびRAGが可能に
    • その他、CosmosDBの全文検索とハイブリッド検索の一般提供及び機能強化
  • Fabric data agent with Copilot in Power BI

    • Fabricの全データ資産を対象に自然言語でクエリ可能。複数のレポートやデータセットを横断した分析を支援
  • Mirroring for SQL Server

    • No ETLのニアリアルタイム DB複製機能であるミラーリングにSQLサーバが登場
    • ミラーリング対応ソース:SQL DB/Managed Instance、Snowflake、Postgre SQL、Azure CosmosDB、Azure Databricks Catalog(プレビュー)
    • まもなく対応:Oracle、Dataverse(Microsoft365データのDB)
  • Inline code completion in Fabric notebooks(プレビュー)

    • 機械学習を支援するFabric Notebook上で、既存のCopilot機能によるコード生成、コード要約に加え、コード補完機能を提供
    • パラメータ自動最適化・GUIデータ前処理を含む、AutoML・FLAMLの機能強化
  • OneLakeショートカット変換

    • OneLakeのショートカット機能上で自動的にDelta Lake形式やAIによる要約・翻訳・文書分類などの変換を行い、分析・AI準備を高速化
    • OneDriveのショートカットを貼る際にデータ加工も実行されるイメージ

参照

マイクロソフトBuild 2025ニュースブック
超速報!現地からお届けするMicrosoft Build レポート

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