個人的な独断と偏見による視点で比較。
項目 | Visual C++ 2015 | C++Builder Berlin |
---|---|---|
使用者数 | 多い | 少ない |
難易度(主観) | 難 | 簡単 |
モバイル開発 | 無料で可能 | Pro版かつ別途費用もしくはEnterprise以上のエディションが必要 |
コードの綺麗さ | 煩雑になりやすい | とてもシンプルになりやすい |
エディタ | それほど重さを感じない | 動作が重い、落ちやすい、ダサい。ほんとダメ |
ビルドしたアプリのデザイン | 標準以外は外部のフレームワーク等を使用 | 標準でデザイン用のフレームワークVCL、FireMonkeyが使用可能 |
文字列の処理 | 種類が多すぎたり相互キャストが非常に面倒 | UnicodeString , AnsiStringが優秀 |
C++対応 | C++11/14/17一部対応 (対応表参照) |
C++11 |
GUIの標準部品数 | 少い | 多い |
標準コンポーネント数 | 少い | 多い |
使用可能な外部ライブラリ | 多い(OpenCvとか) | 少ない |
CMake | 対応 | Win32の一部のみ使用可能。対応予定あり(?) |
C++Builderは、それ単体で作成出来る範囲のアプリケーションなら高速、簡単、綺麗に作りやすいが、大規模なプロジェクトになると流石に使える資産の量でVisual C++に分があるように思える。
あと、C++Builderはせっかくモバイル対応を売りにしているのに、それを作成するための費用がProfessional版+Mobile Add Onを別途購入する必要があるため個人で開発するとすると結構な費用になる。
17/2/17追記
下記URLにCMakeのサポートを検討しているとある。ということは、OpenCvのサポートも?
https://community.embarcadero.com/blogs/entry/2016-8-2
「私たちは、IDEにありがちな閉鎖的で孤立した体制を少し開放しようと、コンパイラについてはCMakeサポートやある程度のIDE統合の検討を始めています」