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第1回:Pythonの基礎用語と文法

Last updated at Posted at 2024-11-16

この回では、Pythonの基本的な書き方を学びます。初心者がつまずきやすい変数やデータ型について丁寧に解説し、簡単な計算や条件分岐、繰り返し構文を使った例を紹介します。

目次
1.Pythonの概要とインタプリタの説明
2.基本構文
 コメント:#を使ったコメントの書き方
 変数と定数:変数の定義と使い方、定数の役割
3.データ型
 int(整数)とfloat(小数)
 str(文字列)
 bool(ブール型)
4.演算子
 算術演算子(+, -, *, /, //, %)
 比較演算子(==, !=, >, <)
 論理演算子(and, or, not)
 制御構造
 条件分岐(if, elif, else)
 繰り返し構文(forループ, whileループ)

1.Pythonの概要とインタプリタの説明

Pythonとは?
Pythonは、読みやすく、習得しやすい構文を持つプログラミング言語です。初心者からプロフェッショナルまで幅広い用途で使用されています。

インタプリタとは?
Pythonはインタプリタ型の言語です。コードを1行ずつ解釈して実行するため、エラーが発生した時にすぐに原因が特定しやすい特徴があります。
Pythonの実行:Pythonのコードはpython ファイル名.pyのように実行するか、インタプリタを直接起動して実行できます。

2.基本構文

コメント
#を使ってコメントを追加します。コメントはコードのメモ書きとして活用され、プログラムの実行には影響しません。

example.py
# これはコメントです
print("Hello, World!")  # 出力: Hello, World!

変数と定数
変数:データを格納するために名前を付けたものです。= を使って値を代入します。

example.py
name = "Alice"
age = 25

定数:変えたくない値には定数を使うのが一般的ですが、Pythonには定数専用の構文はありません。大文字で記述し、変更しないことを示します。

example.py
PI = 3.14159

3.データ型

データ型とは、値の種類を表します。基本的なデータ型は以下の通りです。

int(整数型):整数を扱います。

example.py
number = 10

float(浮動小数点数型):小数を含む数値を扱います。

example.py
pi = 3.14

str(文字列型):文字列を扱います。クォート('または")で囲んで表します。

example.py
greeting = "Hello"

bool(ブール型):True または False の二択です。主に条件判定で使用します。

example.py
is_active = True

4.演算子

演算子は、変数や値に対して操作を行うための記号です。

算術演算子
+(足し算)、-(引き算)、*(掛け算)、/(割り算)、//(切り捨て除算)、%(余り)

example.py
result = 10 + 5  # 出力: 15

比較演算子
==(等しい)、!=(等しくない)、>(より大きい)、<(より小さい)

example.py
10 == 10  # 出力: True

論理演算子
and(かつ)、or(または)、not(否定)

example.py
True and False  # 出力: False

5.制御構造

プログラムの実行順序や繰り返し処理を制御するための構文です。

条件分岐:
if、elif、else文を使って条件ごとに異なる処理を実行します。

example.py
age = 20
if age >= 18:
    print("成人です")
else:
    print("未成年です")

繰り返し構文:
forループ:指定した回数だけ繰り返します。例えば、リスト内のすべての要素に対して処理を行いたい場合に使います。

example.py
for i in range(5):
    print(i)  # 0から4まで出力

whileループ:
条件が満たされている限り繰り返し処理を行います。

example.py
count = 0
while count < 5:
    print(count)
    count += 1

6.まとめ

第1回では、Pythonの基本的な構文やデータ型、演算子、制御構造について書いてみました。
次回はデータ構造や関数について書く予定。

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