はじめに
◆この記事は何?
「エンジニア基礎 - 話題の新卒向け研修実演」のイベントレポートです。
◆対象は?
- 新卒エンジニア向けの研修に関わる方
- 新卒のエンジニア
- イベントに参加できなかった人
◆この記事のねらい
マインドセットを新卒エンジニアに伝えるときのヒントとなれば幸いです。
イベント概要
◆登壇者
株式会社ウィルゲート SRE ことみんさん
◆日時
2024年4月15日(月)18:30-
◆イベントURL
◆イベントハッシュタグ
#エンジニア基礎_研修実演
◆どんなイベント?
新人エンジニア向けの研修を実演するイベントです。
SNSで話題になった研修資料をきっかけに開催されました。
資料
なぜ参加したか?
新卒向けの研修を充実させるために、このイベントに参加しました。
私にとっては、「何を伝えるか?」よりも「どう伝えるか?」の方が重要でした。
マインドセットの重要性を伝えるのは難しい
「マインドセットが重要」ということを、新卒1年目のエンジニアに効果的に伝えるのは難しいです。
マインドセットは、その本質が抽象的なものです。
抽象的な内容は理解が難しいだけでなく、伝える側にも高い説明力が必要です。
また、彼らは具体的な課題や目の前のタスクに集中しがちです。
1年目のエンジニアは経験がまだ浅く、そのため、マインドセットを具体的に理解する機会が限られます。
Q&Aセッションでは「今だからわかるけれど、新卒1年目に伝わるだろうか?」といったやりとりがありました。
ことみんさんも「経験がないと理解が難しい」と回答されています。
また、「「マインドが重要」ということも「マインド」であり、腹落ちするまでに時間がかかった」と言及されていました。
「3年前に私が受けたかった研修を作った」
冒頭のガイダンスで、研修の背景をご説明いただきました。
「3年前に(新卒1年目の)私が受けたかった研修を作った」という表現がとても印象的でした。
「自分が受けたかった」という表現を使うことで、ご自身の経験から重要性を効果的に伝えることができています。
また、「理解できるまでに時間がかかる」ということを間接的に示しています。
「いつまでも周りがなんでも教えてくれるわけではない」
振り返りが重要な理由として、「自分で成長・改善し続けてエンジニアとして成長するため」と説明されていました。
加えて「いつまでも周りがなんでも教えてくれるわけではない」と補足しています。
新卒1年目ならではの状況説明です。
新卒1年目エンジニアへの説明として非常に適切な伝え方だと感じました。
私自身も「振り返りが重要だ」と思っていますが、それを若手に説明するのに苦戦していました。参考になる説明でした。
おわりに
研修を担当する側としても参考になる良いイベントでした。
伝える内容だけでなく、伝え方にも工夫を感じる説明でした。
私も「私が新卒1年目のときに受けたかった研修」をつくろうと思います。
ことみんさん、ありがとうございました!