はじめに
◆この記事は何?
エンジニア初心者は、ソフトウェア開発に不安を抱きがちです。
この記事では、私が不安を払拭できた理由を紹介します。
◆対象は?
エンジニア
特に初心者
◆この記事のねらい
初心者が抱くソフトウェア開発の不安の払拭
エンジニア初心者の頃の不安
エンジニア初心者の頃、次のような不安を感じたことはなかったでしょうか。
- わからないことが多くて不安
- 何がわからないのかもわからない
ある書籍を読んだことがきっかけで、私は自分の不安の本質を理解できました。 その理解をもとに具体的な対策を立て、徐々に不安を克服していきました。
『エンジニアリング組織論へ招待』
書籍『エンジニアリング組織論へ招待』の「はじめに」では次のようにか書かれています。
先が見えないという「不確実性」をどう扱うかを知ることができれば、「不安」は「競争力」に変わります。(中略)本書は、「不確実性に向き合う」という立った一つの原則から、エンジニアリング問題の解決方法を体系的に捉える組織論です。
この本はエンジニアリングの不確実性を扱っています。
次の一文で、不安をそのまま受け入れられるようになりました。
エンジニアリングの本質が「不確実性の削減」であることに気づかずにいると、確実でない要求仕様にフラストレーションを抱え、確実でない実現手段にストレスを感じ、確実なものを確実な手段で提供したいというような決してあり得ない思想を思い描いて、苦しい思いをすることになってしまいます。
開発中に要件が固まらないことにストレスを感じましたが、それが自然だと理解しました。
以降、「要件が固まっていないこと」に不安を感じることはなくなりました。
「わからない」をわかるようにする
本書で「わからない」の本質を理解しました。
本質的に「わからないこと」はたった二つしかありません。それは、「未来」と「他人」です。
「わからない」の解像度が高くなり、それぞれの不安に対策ができました。
例えば、内部ミーティングで未来について話し合い、不確実性を減らしました。
また、チームメンバーやステークホルダの活動を把握し、他人の不確実性を減らしました。
そして、残る不安は自分に関する不安だと気づきました。
自分に関する不安は主に品質/テストに関するものでした。
不安の原因がわかると、勉強することで、不安を克服して自信を持てるようになりました。
おわりに
この記事では、ソフトウェア開発に関する不安の払拭について紹介しました。
参考になれば幸いです。