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この記事は何?

やる気のある新人から「技術書を読んでもそれを実務に活かせない」と相談されたときにコツをお伝えするための記事です。

先に結論

  • 「社内調整が不要な領域」で挑戦する
  • 「自分の裁量で変えられる領域」かつ「自分の興味のある領域」を見つける
  • 実務での小さな成功体験を積み重ねる

やる気のある新人

やる気のある新人エンジニアの多くは技術書を読みます。

技術書を読むと、現場とのギャップ、理想と現実のギャップを感じます。
技術書で読んだ内容を実務に反映して、現場を改善したくなるのが自然です。

しかし、最初はなかなかうまくいきません。

技術書をうまく業務に適用できない理由

技術書をうまく業務に適用できない多くの理由は、反対する人がいるからです。

特に、大きな変化をいきなり提案すると抵抗が強くなります。

例えば、ウォーターフォール開発が主流のチームで「アジャイル開発について本で学んだのでやってみたい」と提案しても、すぐに賛同を得るのは難しいでしょう。

ではどうする?

まずは、「社内調整が不要な領域」から挑戦してみるのが良いと考えます。

最初は自分の裁量で変えられる内容に取り組むのが効果的です。

例えば、メンバークラスのエンジニアなら、コーディング方法やテスト設計など自分でやり方を決められる範囲があるはずです。このような技術領域について技術書で学び、業務に活かしていきます。

さらに、「自分の興味のある領域」だと取り組みやすくなります。

技術書の内容を業務に落とし込む経験を積めば積むほど、良い成果が出るはずです。
その結果、周りから信頼されていきます。
そして裁量が大きくなったり、提案を取り入れてもらいやすくなったりします。

おわりに

技術書を読むこと自体は有益な活動ですが、それを業務にうまく活かすことができて、より大きな価値が生まれます。

今回紹介した「社内調整が不要な領域」で挑戦することや、「自分の裁量で変えられる領域」で小さな成功体験を積み重ねることは、その第一歩として非常に効果的です。

この記事が技術書の実務への活用に役立つ参考となれば幸いです。

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