はじめに
「エンジニアには休日にもプログラミングを楽しむ人がいる、休日でも勉強する人たちが多い」とよく言われます。休日にQiitaを書いている私もその一人かもしれません。
休日なのに仕事のような活動を楽しんでいる人たちは、もしかしたら「シリアスレジャー」として楽しんでいるかもしれません。
この記事は、休日に楽しく活動している人たちの正体を探るべく、「シリアスレジャー」を紹介します。
シリアスレジャーとは
「シリアスレジャー」とは「真剣な余暇活動」を指します。「趣味に生きるの文化論」では次のように定義されます。
アマチュア、趣味人、ボランティアによる活動で、彼・彼女らにとってたいへん重要でおもしろく、充足をもたらすものであるために、典型的な場合として、専門的な知識やスキル、経験と表現を中心にしたレジャーキャリアを歩み始めるもの
「シリアスレジャー」に対して、「カジュアルレジャー」は次のように定義されます。
すぐにできる、内在的な価値のある比較的短期の楽しい活動であり、楽しむために専門的な訓練を必要しないもの
シリアスレジャーとカジュアルレジャーの比較は次表の通りです。
シリアスレジャー | カジュアルレジャー |
---|---|
専門的な知識・スキル | 専門性なし |
継続性 | 場当たり |
本気 真剣 熱心 真面目 ひたむき | 気楽 リラックス |
もともと楽しんでいたものが仕事になった感覚
「休日に仕事をしている」というよりも、「もともとプログラミングや開発を楽しんでいた人たちが平日の仕事でも同じようなことをしている」という見方をすると、シリアスレジャーとしてプログラミングや開発を楽しんでいると考えることができます。
私もどちらかといえば、シリアスレジャーとしてデータサイエンスやQiitaを楽しんでいます。
休日に積極的に活動される全員に当てはまるとは言えませんが、「休日なのに〇〇する理由」の一つがシリアスレジャーかもしれません。
おわりに
この記事ではシリアスレジャーについて説明しました。
この記事が休日に積極的に活動する人々への理解につながれば幸いです。
参考
宮入恭平 「「趣味に生きる」の文化論」
桜井政成「コミュニティの幸福論」