はじめに
◆この記事は何?
チームに加入するときに役立つチェックリストを紹介します。
実際に私が活用しているチェックリストです。
◆対象は?
- チームに新しく加わったエンジニア
- 新しいプロジェクトに加入予定のエンジニア
- 新入社員
◆この記事のねらい
素早くチームに合流し、成果を出せるようになること
まず確認したい10個
- 関わっているメンバーは誰か?体制図は?
- 質問の方法は?誰に?
- チャットのコミュニケーション方法は?全てのチャンネルに参加できているか?
- 必要なアカウントは?抜け漏れないか?
- ドキュメントの格納場所は?
- 朝会などのデイリーミーティングはあるか?いつ?どこで?
- オンボーディング資料はあるか?(ないなら作るべきか?他にもメンバーは増えるのか?)
- 自分の役割は?どんな責任がある?
- 自分への期待は?
- 最初のタスクは?締め切りは?
プロジェクトをキャッチアップするための10個
- プロジェクトの目的は?目標は?
- 背景は?
- 今のフェーズは?
- ステークホルダは?
- 規模は?予算は?
- 顧客は?特徴は?
- 組織から見たときのこのプロジェクトの位置付けは?
- プロジェクトの難しいところは?
- リスクは?
- 使用できるリソース(人的リソース、マシンリソースなど)は?
技術をキャッチアップするための10個
- 開発言語は?
- 開発ポリシー(開発アーキテクチャドキュメント)はあるか?
- 要件定義書はあるか?
- 非機能要件定義書はあるか?
- システム構成図はあるか?
- データベース設計書はあるか?ER図はあるか?
- 外部設計書(画面設計書)はあるか?
- 詳細設計書はあるか?
- レビューのやり方は決まっているか?レビュー観点の優先順位は?
- テストアクティビティについてのドキュメントはあるか?単体テスト、結合テストの粒度は?
チーム運営をキャッチアップするための5個
- 確認事項や質問はどうするのが良いか?確認事項一覧はあるか?
- 報告連絡相談はどのように?
- 資料作成にルールはあるか?
- デザインルールはあるか?
- タスク管理方法は?チケットはあるか?
大事な3つの思考法
①クイックウィンでチームに貢献していく
「クイックウィン」とは、「素早く勝つ」という意味です。
これを意識するのが重要です。
まずは、チームに貢献していくことを意識します。
素早く貢献できれば、信頼を得るだけでなく、チーム全体のモチベーションが向上します。
②ハイスピードで終わらせる
チームへの合流には、時間をいくらでも費やせてしまうことがあります。
完了を意識しなければ、ダラダラと時間が過ぎていくだけです。
そのためハイスピードで完了させることを意識します。
ハイスピードで完了させるために、上記のチェックリストを活用してキャッチアップします。
質問する前に、自分なりの答えを持つ(仮説を立てる)ことも有効です。
③自分とチームに足りないものを見つける
チームに入ったとき、チームに求められるスキルと自分のスキルにギャップがあることがあります。
そのギャップを早く埋めるためには、その存在に早く気づくことが重要です。
また、自分のこれまでの経験とチームの運営にギャップがある場合もあります。
チームに足りない部分を自分が補うことで、クイックウィンに繋がります。
例えば、次に参画するメンバーのためのドキュメント作成はクイックウィンになりやすいです。
自分とチームに足りないものは何か?という視点を持ちながらキャッチアップを進めることが重要です。
おわりに
この記事では、新しいチームに素早く合流して成果を出すための考え方とチェックリストを紹介しました。
みなさんが確認していることがあれば、コメントで教えてください。
それでは。
参考