政治で昇進昇格しても同じくらい簡単に転げ落ちる危険がある
このタイトルは『SOFT SKILLS』の一節を要約したものです。
ほとんどの企業に社内政治がうごめいていることはわかっているし、あなたもそのことは意識しなければならない。しかし、政治ゲームにあまり時間をかけすぎるべきではないと思う。
確かに、戦術を駆使し、野心をむき出しにすれば、社内の出世階段を上ることはできるが、そのような形で昇進昇格しても、同じくらい簡単に転げ落ちる危険がある。
(中略)
価値のある社員に見せるのではなく、本当に価値のある社員になってしっかりとした基礎を築く方がいい結果を残せることを見てきた
このフレーズは、社内政治との向き合い方に悩んでいた私の指針となりました。
特に「同じくらい簡単に転げ落ちる危険がある」や「価値のある社員に見せるのではなく、本当に価値のある社員になってしっかりとした基礎を築く」に共感しました。
この記事では、私の社内政治との向き合い方について紹介します。
同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
先に結論
- 社内政治との距離感について、それぞれが腑に落ちることが大事
- 私の方針
- 社内政治はする
- だけど、全体の5%以内に収める
- プライベートは好きなことをする
社内政治との距離感
社内政治とは「社内の意思決定において調整力・影響力を発揮する活動」と考えます。
どんな組織にも調整が必要です。そのため、意識的にも無意識的にも社内政治からは避けられません。
加えて、組織の中には必ず人間関係の悩みがあります。
『Political Skill』でも同様に言及されています。
組織の中には必ず人間関係の悩みがある。
いわゆる「社内政治」は特別なものではなく、通常の仕事の一部
社内政治を完全に無くすことはできません。
◆私の社内政治の距離感
私は社内政治が好きでもなく、嫌いでもありません。
必要性は理解しているものの、優先度は高いと考えていません。
そこで、全体の5%以内であれば許容できると決めました。
また、現在は社内政治のためにプライベートを削る必要はないという立場です。
なぜ5%なのか
「5%まで」と決めた理由は主観的です。
週40時間のうち、2時間以内であれば妥当性があると私自身が納得できたからです。
プライベートの時間は、自分の価値を上げる時間にしたいと考えました。
勉強したり、Qiitaを書いたり、登壇したりする時間です。
社内政治で自分の価値を高く見せるよりも、価値そのものを高くする時間です。
冒頭の『SOFT SKILLS』の一節に影響を受けつつ、自分の中で一定の納得感が得られました。
このように、社内政治に対して腑に落ちることが重要だと考えます。
おわりに
この記事では、社内政治の距離の取り方について紹介しました。
悩んでいる方の参考になれば幸いです。