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要件定義を学ぶために読んだ記事と書籍まとめ

Last updated at Posted at 2023-07-22

はじめに

先日、要件定義を学びました。学んだことを業務で実践することで、以前よりも良い要件定義ができるようになったと感じています。

要件定義の抜け漏れが減り、クオリティが上がりました。周囲からも良い評価をいただけるようになりました。

この記事では、要件定義を学ぶとき、参考になった記事や書籍を紹介します。

要件定義を学ぶ際のお役に立てれば幸いです。

要件定義のポイント(学びの要点)

◆要件定義とは

  • 開発範囲を決めること
    • 納品時に「これでOK」という事前約束
    • 開発可否を決めること
  • 不確実性を減らすこと
    • システム開発の中で、不確実性を減らせるのが要件定義
    • それでも一部の不確実性は必ず残る

◆要件定義のコツ

  • UXから逆算する
  • 完璧な要件定義は幻想
  • Why・What・Howでまとめる
  • ハイペースを心がける(要件定義が1日遅れると、後工程の遅れはそれ以上になる)
  • 全ての要求がテスト可能かを考える

参考になった書籍

「要件定義って食べれるの?」
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圧倒的におすすめです。安くて、すぐに読めるのですが、本質が書かれています。
平易でわかりやすい書籍でした。
要件定義がなぜ難しいのかを、わかりやすい図とイラストで説明しています。

「10の症状に学ぶ要件定義 トラブルの予防と対策136」
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要件定義にベストプラクティスがない、ということが参考になりました。
「ハイペースを心がける」というも本書からの学びです。

「要件定義のヒアリングリスト427」
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全ての要求がテスト可能であることを確認する、ということが学びになりました。
また、要求が漏れたときに次にどのように考えるか、というプロセスも参考になりました。

「エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング」
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「エンジニアリングの本質が、不確実性の削減であることに気づかないと、フラストレーションを溜めてしまう」というのが本書からの学びです。不安が軽減されました。

参考になった記事

(1)「牛乳卵問題に学ぶ、要望要件定義設計実装 の違い」

「要望」と「要件」の違いがよくわかりました。
また「要件定義1」と「要件定義2」に分けるのが、自分にはなかった視点で、参考になりました。

(2)「要望、要求、要件の違いとか、基本設計、詳細設計の違いで迷わないようにするためのまとめ」

用語を整理できました。序盤に整理できたので、後の勉強の効率が上がりました。

(3)「要件定義~システム設計ができる人材になれる記事」

「Why・What・Howで整理すると、綺麗にまとまる」という点が参考になりました。
この記事でも、「要望」「要求」「要件」の違いが触れられています。

(4)「完璧な要件定義など幻想である。個ではなく、チームで作る要件定義」

「完璧な要件定義は幻想」ということがよくわかりました。

完璧ではないことを受け入れる、アジャイルでは完璧な要件定義は求められていない、など丁寧に解説されており、参考になりました。

「UXから逆算」もわかりやすい例で説明されていました。参考文献も豊富でした。

(5)「要求分析と要件定義の目的について個人的に納得した考え」

開発可否を決める、という表現が参考になりました。

(6)「はじめての要件定義で読むべきIPAドキュメント」

紹介されているドキュメントが参考になりました。

(7)IPA「家づくりで理解する要求明確化の勘どころ~システム構築を成功させる要件定義のポイント~」
「はじめての要件定義で読むべきIPAドキュメント」で紹介されていたドキュメントです。

家づくりとITシステム開発がよく似ていること、家づくりで考えると、要件定義の理解が深まることを学びました。

そして、UXから逆算する重要性を学びました。

(8)IPA「ユーザのための要件定義ガイド 第2版 要件定義を成功に導く128の勘どころ」

長い資料です。要件定義の歴史がわかります。

(9)抜け漏れをなくすための工夫

データライフサイクルを書き出すのが参考になりました。

おわりに

要件定義を学んだことで、自信につながりました。

以前までは、「これでいいのだろうか?」と不安に感じることが多かったです。

勉強後は、「完璧な要件定義はない」という前提のもと、ベストを尽くせるようになったと思います。要件定義書のクオリティも格段に向上しました。

要件定義を勉強される方に、本記事がお役に立てれば幸いです。


更新履歴
2024年2月4日
書籍を追加しました。

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