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AWS Cloud Quest がAWS入門者におすすめできるか確認する

Last updated at Posted at 2024-10-08

1 はじめに

  • 部署に「AWSこれから始めたいです」という人が加入した。「AWS Cloud Quest」という、入門者が楽しく学べるサービスがあるらしい、という噂を聞いたため、自分で実際にやってみて、おすすめできるかを確認する。

2 AWS Cloud Quest とは?(自分の理解)

  • 公式 https://aws.amazon.com/jp/training/digital/aws-cloud-quest/
  • 公式の説明だけだと何だかよく分からないため、実際に試した人のブログなどを見て予習した。
  • おおよそ以下のような感じと理解した。
    • いろいろなコースがあって、Cloud Practitionerコースだけ無料公開されている。(他のコースはサブスク課金が必要)
    • Cloud PractitionerコースではEC2インスタンス起動などの基本的な概念が学べて、なかでAWSマネコン操作のハンズオンもある。
    • アバターを作って3Dの街を探検・開発するロールプレイング要素もある。
  • 自分でやらないでおすすめするのも心苦しいので、無料のCloud Practitionerだけ実際にやってみることにした。
  • 見た目はいろいろ冒険できそうな感じで楽しそう!

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3 Cloud Practitioner コースをやってみる

3.1 基本的な流れ

  • 困っている人と話すと課題が提示され、学習開始となる。
  • 課題は以下のサイクルで1セット。
    • 学習: これから学ぶ構成の説明、使用するAWSサービスの説明
    • 計画: 設定する内容の説明
    • 実践: AWSマネコンを開き、ステップバイステップの詳細な手順書に従い、実際に設定を行う
    • DIY: 引き続きAWSマネコンで、自分で手順を考えて追加の設定を行う
  • 課題をクリアして再度困っていた人と話すと、お礼されて町が発展したり自分のレベルが上がったりする 。

3.2 課題の概要

  • Cloud Practitionerコースの課題は12セットあり、概要は以下。
課題 概要
クラウドコンピューティングの基本 S3でWebホスティング
コンピューティングの基礎 EC2インスタンス(Webサーバ)を起動
クラウドのコスト見積もり Pricing Calculatorでコスト概算見積もり
ネットワークの概念 EC2インスタンス(Webサーバ)へのアクセスをInternetGatewayやSecurityGroupを設定して実現
VPCへの接続 VPCピアリングで別VPC間のインスタンスの通信を実現
リレーショナルデータベースの実装 RDS及びリードレプリカを作成
セキュリティのコアコンセプト EC2Readonlyアクセス権を持つIAMグループを作成し、グループにIAMユーザを所属させる
クラウド上のファイルシステム EFSファイルシステムを作成しEC2インスタンスからマウント
アプリケーションの自動修復とスケーリング オートスケーリンググループを作成し、自動で台数を変更する設定を実施
高可用なウェブアプリケーション LB配下のEC2オートスケーリンググループを複数AZにまたがって配置
NoSQLデータベースの実装支援 DynamboDBにテーブルやアイテムを作成

3.3 所要時間

  • 私は一応AWSそれなりに触っているので、「これ初めてやるな~」という操作はなかったし、何をやっているのかも理解できた。その状態で1セット30分くらい。
  • もしきちんと説明を読みながら、初見の操作をするとした場合、1セット1時間以上かかりそうな感じ。

4 所感

  • 良かった点

    • 実際にAWSマネコン操作ができるので、書籍や机上だけでの学習と比較して理解が進みやすい。
    • 自分のAWSアカウントでやるわけではないため、AWS利用料やセキュリティの心配をしなくてよい。(特に入門者の場合、インスタンスを起動しっぱなしにする費用リスクや、ソースアドレス0.0.0.0/0でアクセス許可してしまうなどのセキュリティリスクがあるため)
    • 完全に手順通りにAWSマネコンで操作する(実践)⇒その操作を応用して、自分で考えて追加の操作をやってみる(DIY)、という流れになっており、後者の部分は自分で考えなければならず、そこが勉強になると思った。(例:RDSのセクションの場合、1台目のRDSインスタンスは手順通りに作成すればよいが、その後「リードレプリカを追加せよ」という課題が出て、それは自分で手順を探して対応しないといけない)
  • 残念な点

    • 3Dワールドの表示のため、そこそこのPCスペックが要求される(PCによっては起動できなかったり、できても動作が重かったりした)。手元のPC(2021年製、CPU Ryzen 7, MEM 16GB)でも3Dワールド部分のロードや表示はややもっさりする感覚。そのため、あまり3Dワールドを探検する意欲が湧かなかった。
  • 入門者におすすめできるか?

    • 入門者で、これからCloud Practitionerとかにチャレンジしようかな?という場合には、AWSの基本的なサービスの使い方が実際のマネコン操作で学べるため、おすすめできるコンテンツと感じた。(「まずこのコースを一通り終わらせてみよう!」というのにはちょうどよい感じ。)
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