2021年OpsRampアドベントカレンダー12月14日分の投稿です。
#概要
OpsRamp のエージェント ログはトラブル対応に役に立ちますが、デフォルトのモードでは必要な情報が取得できない場合があります。その場合はログの出力レベルをデバッグ モードにすることで詳細な情報を取得することができます。
デバッグ モードの設定は、監視対象のデバイスにあるファイルを変更して、エージェントを再起動する必要があるため、デバイスにログインしなければなりません。この作業はデバイスの運用状況によってはハードルが高い場合もあると思います。
そこで、この記事ではもっと簡単にできる方法を紹介します。デバイスにログインすることなく、Web ポータルからデバッグモードのエージェント ログを取得する方法があります。
#Web ポータルからデバッグ ログを取得する方法
(1) OpsRamp Web ポータルにログインして、該当のデバイスの詳細を開きます。
(2) 右上のコマンド アイコンをクリックします。
(3) [コマンド名] で [Enable Agent Log Debug Mode] を選択します。
(4) [Duration] はデバッグモードを有効にする期間です。10、30、60分から選ぶことができます。
(5) [コマンドの実行] をクリックします。指定した期間だけデバッグ モードが有効になります。
(6) ログを取得したい事象を再現させます。
(7) ログを表示するため、[コマンド名] で [Show Recent Agent Log] を選択します。
(8) [Number of Lines] は表示するログの行数です。100、200、500行から選ぶことができます。
(9) [コマンドの実行] をクリックします。指定した行数だけログを表示します。
(10) [Copy] をクリックするとログがクリップボードにコピーされますのでテキスト ファイルにペーストして保存します。