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Watson OpenScaleによる実践(構成のステップ)

Last updated at Posted at 2021-11-18
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#はじめに

この記事では、Watson OpenScaleのモニタリングの構成手順を解説していきます。


#Watson OpenScaleの構成ステップ
####データ概要
今回モニタリングするモデルは、以下の"Telco_Customer_Churn"のデータを対象としています。このデータセットをもとに特徴量を加工してモデルを作成しています。
image.png


####構成手順
大きく5つのステップに分けられます。

①システムのセットアップ
②モデルのモニタリング構成
③公平性の構成
④品質の構成
⑤ドリフトの構成


####①システムのセットアップ

  • データベース・タイプの選択
    • サイドバーから「構成」を選択します。

    • 「データベース」右にある編集マークを選択します。
      image.png

    • データベース・タイプのドロップダウンメニューから『無料のライト・プラン・データベース』を選択します。
      image.png

    • 「保存」をクリックします。以上でデータベース・タイプの設定は完了です。


  • 機械学習プロバイダーの構成
    • 「機械学習プロバイダー」を選択します。
      image.png

    • 「機械学習プロバイダーの追加」をクリックします。
      image.png

    • 薄い字で書かれた「機械学習プロバイダー」右にある編集マークを選択します。
      image.png

    • 名前を変更し、「適用」をクリックします。機械学習プロバイダーの名前が変更されます。

    • 「接続」の編集マークを選択します。
      image.png

    • 「サービス・プロバイダー」のドロップダウンメニューから「Watson Machine Learning(V2)」を選択します。

    • 「デプロイメント・スペース」のドロップダウンメニューから、使用するデプロイメントスペースを選択します。

    • 「環境タイプ」:実働を選択します。
      image.png

    • 「保存」をクリックします。以上で機械学習プロバイダーの構成は完了です。

    • 作成した機械学習プロバイダーが追加されていることを確認します。
      image.png


####②モデルのモニタリング構成

  • ダッシュボードへの追加
    • サイドバーから「洞察ダッシュボード」を選択します。
      image.png

    • 「ダッシュボードに追加」をクリックします。
      image.png

    • 「機会学習プロバイダー」のドロップダウンメニューから、先ほど作成した機械学習プロバイダーを選択します。

    • 「デプロイメント」で、モニター対象とするモデルを選択します。

    • 「構成」をクリックします。
      image.png

    • 以上でダッシュボードへの追加は完了です。「モニタリングの構成」を選択します。
      image.png


  • モデル入力データの指定
    • 「モデル入力データ」の編集マークをクリックします。
      image.png

今回のモデルは、顧客が解約したか否かを判別する二値分類モデルであることから、

  • 「データ・タイプ」のドロップダウンメニューから「数値/分類」を選択します。
  • 「アルゴリズムのタイプ」のドロップダウンメニューから「二項分類」を選択します。
  • 「保存して続行」をクリックします。
    image.png

  • 訓練データの登録
    • 「訓練データ」の編集マークをクリックします。
      image.png

    • 今回は訓練データをCloud Object Storage上に配置しているため、「ストレージ・タイプ」のドロップダウンメニューから「データベースまたはクラウド・ストレージ」を選択します。

    • 「場所」のドロップダウンメニューから「Cloud Object Storage」を選択します。

    • 「リソース・インスタンスID」「APIキー」にはIBM Cloud Object Storageの資格情報を貼り付けます。

    • 「接続」をクリックします。
      image.png

    • 「バケット」のドロップダウンメニューから、使用するバケットを選択します。

    • 「データ・セット」のドロップダウンメニューから、登録する訓練データを選択します。

    • 「次へ」をクリックします。
      image.png


  • 訓練データ・ラベル
    • 「ラベル列の選択」:目的変数を選択します(デフォルトで選択されています)。今回はCHURNを選択します。
    • 「次へ」をクリックします。
      image.png

  • 訓練データの特徴量
    • 「訓練の特徴量の選択」:全て選択します(デフォルトで選択されています)。
    • 「次へ」をクリックします。
      image.png

  • モデル出力の検査
    • 「評価方式」のドロップダウンメニューから「JSONペイロード」を選択します。
    • デフォルトで表示されるサンプルを基に、枠内にJSON形式のテキストを入力します。
    • 「今すぐ送信」をクリックします。
    • 『評価要求が正常に終了しました』との表示が出たら「次へ」をクリックします。
      image.png

  • モデル出力の詳細を指定
    • 予測確率列の選択:"probability"を選択します。

    • 予測列の選択:"prediction"を選択します。

    • 「保存」をクリックします。
      image.png

    • 以上でモデルのモニタリング構成は完了です。以下のような画面が表示されます。
      image.png


####③公平性の構成

  • 左から「公平性」を選択し、「好ましい結果」の編集マークをクリックします。
    image.png

  • 「好ましい結果の選択」:1=CHURN=「好ましくない」と設定し、「次へ」をクリックします。
    image.png

  • 「サンプル・サイズ」:1000(デフォルト)と設定し、「次へ」をクリックします。
    image.png

  • 「モニタリング対象のフィールドを選択」:GENDER_Male(OpenScaleが自動で選択)とPARTNER_Yesを設定し、「次へ」をクリックします。
    image.png

  • 「[GENDER_Male] のモニタリング対象グループを指定する」:0-0=Femaleをモニタリング、1-1=Maleを参照と設定し、「次へ」をクリックします。
    image.png

  • 「[PARTNER_Yes] のモニタリング対象グループを指定する」:0-0=Noをモニタリング、1-1=Yesを参照と設定し、「保存」をクリックします。
    image.png

  • 以上で「公平性」の構成は完了です。以下のような画面が表示されます。
    image.png


####④品質の構成

  • 左から「品質」を選択し、「品質のしきい値」の編集マークをクリックします。
    image.png

  • 「品質のしきい値」:0.8(デフォルト)と設定し、「次へ」をクリックします。
    image.png

  • 「サンプル・サイズ」:1000(デフォルト)と設定し、「保存」をクリックします。
    image.png

  • 以上で「品質」の構成は完了です。以下のような画面が表示されます。
    image.png


####⑤ドリフトの構成

  • 左から「ドリフト」を選択し、「ドリフト・モデル」の編集マークをクリックします。
    image.png

  • 「ドリフト・モデルを訓練する」:「Watson OpenScale で訓練する」を選択し、「次へ」をクリックします。
    image.png

  • 「ドリフトしきい値」:10%(デフォルト)と設定し、「次へ」をクリックします。
    image.png

  • 「サンプル・サイズ」:1000(デフォルト)と設定し、「保存」をクリックします。
    image.png

-以上で「ドリフト」の構成は完了です。以下のような画面が表示されます。
image.png


Watson OpenScaleのモニタリングの構成手順は以上となります。

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