LoginSignup
0
1

More than 1 year has passed since last update.

システムの信頼性について(フォールトトレランス)

Posted at

はじめに

本記事では、システムの信頼性における考え方について記述します。
本日学習したものをまとめております。

システムの信頼性設計

考え方には以下のようなものがあります。

フォールトアボイダンス(故障排除技術)

構成部品の信頼性を高めて、故障が起きる確率を下げる技術です。
故障を排除するという考え方になります。

フォールトトレランス(耐故障技術)

システムを構成する重要部品を多重化するなど、あらかじめ故障を想定しています。
故障してもシステムを動かし続けるという考え方になります。

フォールトトレランスには、他にも考え方が存在しています。

フェールセーフ

システムの一部が故障した時は、
システム全体に致命的影響を与えないように、
あらかじめ定めた安全な状態に移行する設計のことになります。

安全性を重視した考え方になります。

以下のサイトに、このような例の記載がありました。
フールプルーフ[foolproof]とフェイルセーフ[fail-safe]

  • 倒れると自動的にスイッチが切れる電気ストーブ
  • 停電の時は降りたままで止まる踏み切りの遮断機
  • 電車の運転手が操作しているデッドマンシステム

フェールソフト

システムの一部が故障した時は、機能を低下させても、
システムの運転を継続する設計のことです。

継続重視の考え方になります。

フェールソフトの意味とは?具体例で紹介!フェールセーフ・アポイダンスとの違いは?

  • 飛行機のエンジンは片方のエンジンが完全停止しても飛行できる
  • エアコンのリモコン操作ができなくなっても、本体に電源のオンオフボタンがある

フールプルーフ

不特定多数の人が操作しても、
誤作動が起こりにくいようにする設計のことです。

意図しない操作をした時は、やり直しさせるという考え方になります。

以下のサイトに、このような例の記載がありました。
フールプルーフ[foolproof]とフェイルセーフ[fail-safe]

  • ふたが閉まっていないと脱水モードが動かない洗濯機
  • ドアが閉じていないと動かない電子レンジ
  • 人が便座に座っていないと水が出ないおしり洗浄機
  • ブレーキを踏んでいないとパーキングからドライブポジションに入らない車のギア(急発進は危険です)

以上です。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1