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SereneLinux(Ubuntu18.04 Desktop)でSoftwareRAID0

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SereneLinuxをRAID0にインストールするという備忘録です。応用次第でRAID1とかもできると思います。

SereneLinuxについて

日本人が開発しているubuntu18.04ベースのLinuxです。
SereneLinuxのホームページ

RAID0の構築

RAID0の構築について。今回は、mdadmで作ったRAID0をルートパーティションとして使用します。

パーティションの作成

今回は128GBと120GBのSSD、2つでRAIDを構築します。
RAID0の場合、必要なパーティションは、下の3つです。(RAID1の方は別途調べてください。)

  • EFIパーティション
  • ブートパーティション
  • RAID用パーティション

今回は128GBのSSDを、下のように分けます。

  • EFIパーティション 128MiB
  • ブートパーティション 700MiB
  • RAID用 残り全部

120GBの方は全てRAID用パーティションとして使います。
今回はGpartedで作成しました。

注意

  • EFIパーティションを作るときは、FAT32で作成して、フラグをboot,espに設定してください。
  • ブートパーティションは、EXT4で作成してください。

RAIDの作成

大抵のubuntuベースのLiveCDにはmdadmが入ってません。
そこでまず、mdadmをインストールします。

$ sudo apt update && sudo apt install mdadm

次にRAIDを構築します。

$ sudo mdadm -C /dev/md0 -l[RAIDのレベル] -n[デバイスの数] [RAID用パーティション1] [RAID用パーティション2]

RAID0の場合は、"-l"の後ろの数字を"0"にしてください。
2つのディスクでRAIDを構築する場合は、"-n"の後ろの数字をディスクの数にしてください。
"-n"の後ろにRAIDで使用するパーティションを指定してください。
今回は作成したRAID0をXFSでフォーマットしました。
ファイルシステムはお好みのを使用してください。(分からなかったら、EXT4が無難です。)

インストール

インストーラを起動して指示に従ってインストールしてください。
終わったら、"試用を続ける"を選択してください。

インストール後の設定

このまま再起動すると起動しないので、再起動する前にシステムをいじる必要があります。
chrootでシステムをいじるれるよう準備します。

$ sudo mount [作成したルートパーティション] /mnt
$ sudo mount [作成したブートパーティション] /mnt/boot
$ sudo mount [作成したEFIパーティション] /mnt/boot/efi
$ sudo mount -t proc none /mnt/proc
$ sudo mount --bind /dev /mnt/dev
$ sudo mount --bind /sys /mnt/sys
$ sudo mount --bind /run /mnt/run

chrootでシステムに入ります。

$ sudo chroot /mnt

mdadmをインストールします。

# apt update && apt install mdadm

ここで、mdadmのインストールに失敗したら
$ sudo cp /etc/resolv.conf /mnt/etc

chrootから出て、上のコマンドを実行すると成功するかもしれません。

一旦、chrootから出て、/mnt/etc/mdadm/mdadm.confを編集します。

$ sudo mdadm -D --scan >> /mnt/etc/mdadm/mdadm.conf

再び、chrootに入って

$ sudo chroot /mnt

initramfsの更新とgrubのインストールを行います。

# update-initramfs -u && grub-install [EFIパーティション]

これで再起動して、起動すれば成功です。

まとめ

正直、RAID0をルートパーティションとして使用する人いる?
Q:そもそもなんで、ubuntu serverとかFedoraとかArchとか使わないの?
A: 長いので、知りたい人だけ見てください。↓

なんでこんなことしようと思ったの?
要約するとintelとNECのせい。
自分の使っているノートパソコンにintelのwifiが乗っているのだが、これがNECのルーターと相性が最悪なのである。windowsのときはなぜか大丈夫だったのだが、Arch、Fedora、debianと試してみたのだが、インターネットを使うとwifiが切れる。これだけならまだ許容範囲。
しかし、何故かルーターを再起動しないとルーターがインターネットに繋がらなくなるという結構ヤバイ不具合を引き起こすのである。
(なぜかubuntuは大丈夫だったので今は、ubuntuベースのSereneLinuxを使ってます。)
(個人的にはカーネルが原因かなと思っている。)
Server版使えば?
まぁ、こういう話になるが、新しいのも古いのもインストーラーがwifiを認識しない。
なので、こういうことをすることになりました。みんなも気をつけよう相性問題。

SereneLinuxの感想

  • 軽い
  • SetupとかStartdashとかがLinux初心者には良いと思った。

今まで、ubuntuとかzorinとかPop!_osとか色々つかってきましたが、gnomeじゃないので軽い。
zorin liteとかxubuntuとかのxfceデスクトップのディストロもありますが、zorin liteは目玉のzorin appearanceが使えないという不具合がありました。
(そもそも色が合わなかったでやめました。(ダーク+ブルーって見づらいね。))
スタイリッシュなxfceのディストロが増えたのは個人的には嬉しいです。(xubuntuはダサかったので論外

ただのわがまま

ubuntuにもFedoraみたいにデスクトップ版でもRAIDが簡単にできるといいなぁ

参考

http://blog.seishiono.net/entry/2014/05/03/223948
https://askubuntu.com/questions/469209/how-to-resolve-hostnames-in-chroot
https://wiki.archlinux.org/index.php/Chroot#Using_chroot
https://ankyo.blog.ss-blog.jp/2011-10-24

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