Visual Studio サブスクリプションの特典クレジット
Visual Studio サブスクリプションには、月単位の Azure 特典クレジットが付与されています。
例えば、Visual Studio Professional なら6000 円/月、Visual Studio Enterprise なら 17000 円/月の特典クレジットを利用できます(2021/10/14現在)。
参考 : Visual Studio サブスクライバー向けの月単位の Azure クレジット
代替アカウントとは
代替アカウントを設定すると、Visual Studio サブスクリプションの ID とは別の ID で Azure や Azure DevOps の特典クレジットを利用できます。
例えば、会社のドメインの ID で、Visual Studio サブスクリプション を持っているけれど、それとは別のテスト用 Azure テナントの ID (@xxx.onmicrosoft.com)で Azure クレジット特典を利用したいというような場合に、有効な機能です。
参考 : 代替 ID
代替アカウントでAzureクレジットを利用する手順
1. 代替アカウントを設定します
- Visual Studio サブスクライバー ポータル の「サブスクリプション」へアクセスします
- [代替アカウントの追加]をクリックし、メール アドレスを入力して [追加] をクリックします
2. 代替アカウントでAzureクレジットのアクティブ化を実施します
- Microsoft アカウントや組織アカウントでサインインしているすべてのサービスからサインアウトします
- ブラウザのキャッシュをクリアします
- 該当するサブスクリプションのサイトへアクセスします
- Visual Studio Enterprise サブスクライバー向けの月単位の Azure クレジット
- Visual Studio Professional サブスクライバー向けの月単位の Azure クレジット
- 「有効化する」をクリックします
- 設定済みの代替アカウント (@xxx.onmicrosoft.com) にてサインインします
- 画面の案内に沿ってサインアップを実施します
この手順を実行すると、サインアップで指定したアカウントの存在確認が内部的に実行され、代替アカウントとして紐づいている有効な Visual Studio サブスクリプションが確認できれば、サインアップ成功となるようです。
この結果、Azure ポータルの「サブスクリプション」から確認すると、「Visual Studio xxxxx サブスクリプション」というサブスクリプション名のサブスクリプションが追加されています。
・Azure のサブスクリプション ID は、Visual Studio サブスクリプションのサブスクリプション ID とは同一ではありませんでした。
・代替アカウントの特典クレジットは、Visual Studio サブスクリプションが有効である限り、「有効化」してからひと月ごとに自動的に補填されていくそうです。
まとめ
- Visual Studio サブスクライバーは、Azure 特典クレジットを利用できます。
- 代替アカウントを設定することにより、 Visual Studio サブスクライバーとは別のIDでAzure 特典クレジットを利用することができます。