#概要
・SaaS、PaaS、IaaS について学んだので概要と各サービスの違いを残しておく。
#SaaSとは？
・「Software as a Service」の略称。「サース」または「サーズ」と呼ばれているよ。
・ベンダー（製造元）が提供するクラウドサービスにあるソフトウェアを、インターネットを経由してユーザーが利用出来るサービスのこと。
###＜SaaSの代表例＞
・Microsoft Office 365などのオフィスソフト
・GmailなどのWebメール
・Dropboxなどのオンラインストレージ
###＜SaaSの特徴＞
・インターネット環境があればどこからでもアクセスできる！
・複数のチーム・複数の人数で編集や管理ができる！
###＜SaaSのメリット・デメリット＞
・メ：ソフトウェアの開発不要で、導入コストが安い
・メ：ユーザー側の管理が不要で、ランニングコストが安い
・デ：ソフトウェアのカスタマイズ自由度が低い
#PaaSとは？
・「Platform as a Service」の略称。「パース」と呼ばれているよ。
・アプリケーションの実行に必要なプラットフォームであるネットワークやサーバーシステム、OSやミドルウェアなどを、インターネットを経由して利用できるサービスのこと。
＜PaaSの代表例＞
・Amazon Web Services（AWS）
・Google cloud Platform
###＜PaaSの特徴＞
・複雑で面倒な開発環境を整備する手間がなくなる！
・システム開発に注力したいという場合に適しているよ！
###＜PaaSのメリット・デメリット＞
・メ：開発に必要な言語や管理システム、OSなどのプラットフォームを利用できるので、複雑で面倒な開発環境を整備する手間がなくなる
・デ：開発言語やデータベースはベンダーが提供しているものに限られる
#IaaSとは？
・「Infrastructure as a Servic」の略称。「イアース」または「アイアース」と呼ばれているよ。
・情報システムの稼動に必要なインフラとなる、ネットワークやサーバーシステムをインターネットを経由して利用できるサービスのこと。
###＜IaaSの代表例＞
・Amazon Elastic Compute Cloud （Amazon EC2）
・Microsoft Azure
・Google Compute Engine（GCP）
###＜IaaSの特徴（メリット／デメリット）＞
・メ：ネットワークやサーバーといったインフラの運用を安価でベンダーに任せられる
・デ：インフラ設計やサーバー管理・運用のスキルといった専門知識を持った技術者が必要となる
#SaaS、PaaS、IaaSの違いとは？
・システムの構築に必要なサーバー、ネットワークを提供するのが**「IaaS（イアース）」**
・「IaaS」にプラスして、OSやミドルウェアまでを提供するのが**「PaaS（パース）」**
・上記に加えアプリケーションまで含めて、まとめて提供するのが**「SaaS（サース）」**というわけだ。
#○aaSは他にもある？あわせて覚えときたい○aaSについて
###BaaS（Backend as a service）
・スマートフォンやタブレットなど、モバイルシステムのバックエンド機能をアプリケーションサーバーが代行するクラウドサービスのこと。
###DaaS（Desktop as a service）
・アイコンやフォルダ、ウィンドウなどの環境をクラウドから呼び出し、クライアントのデスクトップ環境を提供するクラウドサービスのこと。
###IDaaS（Identity as a service）
・ネットワークセキュリティの向上と、認証情報を管理する手間を省くため、クラウド上でID管理を行うクラウドサービスのこと。
###XaaS（X as a service）
・コンピュータ処理に必要となるすべてのサービスを、ネットワークを介したサービスの形で提供する概念のこと。EaaS（Everything as a service）と呼ばれることもあるよ。
#参考サイト