そもそもプロトコルってなに?
・コンピューター同士がネットワークを利用して通信するために決められた約束ごとのこと!
なぜプロトコルは必要なの?
・メーカーやOSが違うコンピューター同士が通信するためには、同じ仕様でやり取りする必要がある。
・そのためにプロトコルがあり、同じプロトコルを使用するという同意があるからこそ、様々なコンピューター同士が通信出来ている。
TCP/IPって?
・下記の二通りの意味で使われているよ。
①TCP・IP というプロトコルを指す意味
②TCP・IP を中心としたインターネットを構築する上で必要なプロトコル郡の総称を指す意味
※おおくは②の意味で使われることが多いよ。
TCP/IPの階層モデルについて
・インターネットでコンピューター同士が通信する一連の処理を4階層で大まかに表現したもの!通信に必要な機能全体を整理しているよ。
各層の名称 | 各層の役割 | 各層のプロトコル例 |
---|---|---|
アプリケーション層 | アプリケーション同士が会話する役割 | HTTP、DNS、SSH、SMTP |
トランスポート層 | データの転送を制御する役割 | TCP、UDP |
ネットワーク層 | IPアドレスを管理し、経路を選択する役割 | IP、ICMP、ARP |
ネットワークインターフェース層 | 直接接続された機器同士で通信する役割 | Ethernet、PPP |
各層の詳細な役割について
↓メール送信を例に各層の役割について見ていくよ。
<アプリケーション層>
・文章を入力してデータを送信する。
・相手先のコンピューターの容量が足りなくてメール送信が出来なった場合のエラー対応。
・文字コード処理
<トランスポート層>
・通信路の確保(コネクションの確率)
・通信終了後のコネクションの切断
<ネットワーク層>
・相手先のコンピューターのアドレス宛にデータを配達する(パケットを届ける)
<ネットワークインターフェース層>
・NIC(LANを使用するための部品)を利用してデータをLANへと送信する
主なデータの流れは・・・?
・データは上の層から下の層へ順番にデータが伝えられるよ。
・その際に上位層から渡されたデータに自分の階層のプロトコル処理に必要な情報をヘッダーとして付与するよ。
・送信側で作成されたデータはルーターを通して相手側に届けられるよ。
・受信側では受け取ったデータを処理して該当する層のヘッダーとデータを分離してデータを上位層に渡していくよ。
・このようにして送信データが元のデータに戻って最終的に受信側に届くようになっているよ。