はじめに
私達CCoEでは、昨年から生成AIについてPoCを始めており現在も奮闘中です
(昨年記事をアップしてますので、こちらも合わせてお読み頂けたら嬉しいです。)
そんな中、他部門からお声がけ頂き「生成AI勉強会:生成AIってなに?ChatGPTとは」というテーマで勉強会を開催しました!
管理部門向けの勉強会でしたので、今回はその際に意識したことや、参加者からのFBを受けて感じた事を共有したいと思います
今回の勉強会参加者情報
参加者は30名程で、そのほとんどの方が生成AIに触れたことがない初学者向けの勉強会でした
- 非エンジニア
- 生成AI系サービスに触れたことがある参加者は20%程
- 今後業務に生成AIを活用していきたいと思っている
勉強会のゴール
「生成AIを身近に感じて頂き、これは業務に活かせそう!というポジティブな気持ちを持って終えること」 としました。
参加者は管理部門で且つ生成AI関連のサービスに全く触れたことがない方が多かった為、以下のように思われている方も多いのではないかと思っています。
- よくわからないし、難しそうだから自分には無縁
- 説明を聞いてもわからない、ついていけない
確かに自分に置き換えてみても全く知らないことの話を聞くときには少し身構えてしまうと思いましたので、「ポジティブな印象で終える」が割と重要ではないかなと考えています。
勉強会の内容
時間が限られていましたが、浅く広く網羅した詰め込んだ内容としました。
改めて書き出してみると1時間で網羅するにはハードだったかなと思います。
所要時間:1h
- 生成AIとは?これまでの歴史
- 生成AIが得意なこと、苦手なこと
- 世の中の生成AI活用事例
- Chat GPTを使ってみよう!
- Chat GPT、どんなサービス?
- 業務での活用例
- プロンプトの工夫方法
- 実際に触ってみるワーク
勉強会運営の中で意識した3つのポイント
勉強会の構成を考える際に、”IT部門が開催する勉強会”というだけで私だったらこんな印象を持つのではないか?と考えました。
- 普段ITに触れてないから、勉強会の内容も多分理解できないだろう
- 専門的で難しい単語を並べた話をされそう
- 自分の仕事には直接関係ない内容かも
そこで、今回の勉強会では3つのポイントを意識しましたので順に紹介します!
親しみやすい内容にする
今回の勉強会のゴールにも置いている「ポジティブな気持ち」を持って終えられるよう3点を意識しました!
- 難しい言葉は使わず、なるべくシンプルな日本語で説明する
- 画像を多用することで理解しやすい、ポップな資料とする(後で見返しても思い出せる画像を利用する)
- 身近な具体的な事例を交えて、生成AIが近い存在になりつつあることを伝える
基本的なことではありますが大切なポイントではないかなと思っています
資料を作っているうちに、「あれも説明したい!」「この話も知っておいてほしいな・・」と内容はどんどん専門的になっていき、資料も膨大になってしまいませんか?私はこのタイプなので、伝えるべきことの取捨選択にいつも苦戦します。
スピーカーと参加者の間に溝が出来ないように(これ重要)、シンプルかつポップさを意識しました!
社内での活用事例を交えながら、利用イメージを想像できるようにする
AIモデルやChatGPT等を耳にする機会が増え、”生成AI”というワードを聞いたことがあるという人が増えていると思います。
しかし、実際に業務でどのように利用できるのか?自分自身の業務に生成AIは関係してくるのか?をイメージするのは難しいのではないかと考えました。
メディアで取り上げられる生成AIの事例はいわゆる”キラキラ事例”ばかりです。
私達の身近な業務での活用事例の情報をキャッチする場は限られており生成AIが身近な存在と感じるには少しハードルがあると思いました。
そこで、既にCCoEが生成AIを業務で取り入れている事例を混ぜて伝えることで遠い存在ではなく
自身の業務を効率化する手助けをしてくれる可能性があることを感じてもらえるような内容としました。
将来像も一緒に伝える
今回の勉強会の内容は生成AIの入口部分のみにフォーカスしたということもあり、
「業務で利用できる幅って意外と狭いな」「 あまり業務効率化されそうにないな」と参加者は感じてしまうと
社内の生成AI活用が停滞するリスクがあります。
そこで、今後の展望を勉強会の内容に交えることで参加者の皆さんにも
将来を想像してもらいその結果ポジティブな気持ちで勉強会を終えて頂けるのではないかと考えました。
結果、アンケートでも前向きなコメントを多数頂くことができましたので
現在出来ることだけではなく今後の可能性も伝えて正解だったなと感じています。
参加者の声
総合満足度評価は★★★★☆(4.22)と、高評価を頂くことができました
参加者からはこんな声がありました!
「業務での具体的な使用イメージを持つことができた」
「具体的な活用例や将来のアイディアを聞く事で、出来る事の発想が広がりワクワクした」
「自分たちがいかに活用できていないかを肌感覚として実感できた」
「少し苦手意識があったので、話を聞きながら実際やってみることで今後使ってみようという気持ちになった」
なるべく難しい言葉を使わず、具体的なイメージに落とし込んでいただけるような勉強会の内容にすることを意識していたのでしっかり参加者に伝わっていたことがシンプルに嬉しかったです
今回の勉強会を通して、社内に生成AIの利用を普及させるためには、ツールを用意するだけではなくユーザーとなる社員にいかに興味を持ってもらう事ができるかや自分の業務にどうやって活用できるかイメージしてもらうことが重要であるという気づきを得ることができました
おわりに
今回は生成AIほぼ未体験の社内メンバーへの勉強会開催についてまとめました。
私自身も勉強会を通してアウトプットすることで、自身の学びの定着にもつながり
非常に良い機会となりました。インプットだけでなく、アウトプットもしっかり行う事が重要だなと思いました
当記事が、社内向けに生成AI勉強会をする予定が有る方の参考になりますと幸いです!
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募集内容等詳細は、是非採用サイトをご確認ください。