授業の中で、マーケティングを用いて外国人の悩みを解決するためのアプリを考えました。
そして、実際使ったときどんな感じなのかイメージできるようProttで試作品を作ってみました。
#目次
1.制作にあたって
2.どこの国の方に向けて
3.課題から解決方法について
4.Prott作成記録
5.感想・まとめ
6.その他
#1.制作にあたって
今回は、日本で働く外国人労働者に注目して課題を解決するためのアプリを考えました。理由は、日本で働く外国人の人数が年々増え続けているからです。調べていくと、外国人だからこその課題がいくつか見つかってきました。
#2.どこの国の方に向けて
まずは、どのような外国人をターゲットにアプリを作成するか考えました。日本に住む外国人の8割はアジア出身であり、厚生労働省の調べによると日本で働く外国人の人数は中国・ベトナム・フィリピンの順で多いことが分かりました。これはどれも東アジアの国であり、これからも日本に来る東アジアの人々は増えていくと考え、今回のターゲットを日本について詳しく知らない東アジア人にしました。
参照 https://s.nikkei.com/31KFtpL
#3.課題から解決方法について
次に、ターゲットが決まったところで日本で働く外国人の不満を調べました。2019年に行った調査によると職場に対する不満ランキングでは2位に給料が安い、6位に残業が多いなどがあり、仕事量や給与所得に関する面での不満が多いことが分かりました。それは、外国人が自分で就職する場所を選んださい、契約基準をしっかりと理解せずに就職したことや企業側が細かく仕事内容を説明できていなかったことが原因なのではないかと考えました。そして、その課題を解決するためにアプリに入れたい機能を考えました。
まずは、労働基準の表記です。労働基準法第15条では企業が労働基準を明示することが義務づけられています。イラスト・写真・動画などを用い、多くの言語で最低賃金や労働時間などがわかりやすくまとめられています。
次に、WEBページの翻訳です。変換したいWEBページのURLを入力すると見たい言語に変換することができます。いちいち日本語を変換するよりページごと翻訳した方が時間短縮で見やすいと考えました。
次の機能は、企業で働く外国人からの口コミ機能です。既に働いている外国人がその企業の評価をします。それにより、就職を考えている企業についてより詳しく知ることができます。働いている人にとっても、新しい仲間が増えるのはメリットになるため、需要が大きいのではないかと考えました。
最後に企業とのチャット機能です。気になっている企業へチャットで質問できるモノです。日本語が読めない外国人でも、外国語が読めない日本人でも送られてきたメッセージがそれぞれ翻訳されるので会話がスムーズに進みます。
この4つの機能は外国人にとってはもちろん、企業側にもメリットがいくつかあります。一つ目は、受け入れ準備の一歩になるということです。これまで、日本の課題の中に外国人を雇う準備ができていないというものがありました。このアプリを通して受け入れ準備の進展につながったらいいなと考えています。二つ目は外国人が仕事内容を理解して入社することで、入社後のトラブルを無くすことができるという点です。初めに話した通り、仕事内容の説明が不十分なせいで入社してから聞いていた話と違うという問題を回避することができます。他にも、既に働いている外国人は仕事の仲間を増やすことができたり、チャットでコミュニケーションが活発になるなど多くのメリットがあります。
参照 https://bit.ly/32LA6r0 (2019年日本で働く外国人1000人に調査)
#4.Prott作成記録
この解決方法を具体化するため、Prottというプロトタイピングツールを使いました。ここからは完成までの工程を説明していきます。
###・下書き
まずは、自分の作りたいと思っているアプリのイメージを方眼用紙に書いていきます。
ある程度完成した図をProttのカメラで撮影します。撮影した写真を元に、次はデザインを細かく設定していきます。
下書きをすべて撮影した状態です。スクリーン1,2などの名前は変えることができます。
###・デザイン設計
ホーム画面の途中経過です。左から形を選択しボタンなどを自分で自由に作成することができます。右ではボタンの位置や大きさ・色を変えることができます。iphoneでもよく見るデザインも設定することができます。
上の写真は、ホーム画面の完成図です。使いたい機能を並べ右上に言語設定などができるページにとぶボタンを設置しました。
デザイン図はこのようになりました。次は、遷移図に移ります。
###・遷移図設計
遷移図とはどの画面からどのボタンを押すとどの画面にとぶのかを図に表したものです。ホーム画面からそれぞれのページにつながっていることが分かります。
デザインはパソコンからProttにログインして作成しますが、スマホにもアプリをインストールしてリンク先を設定する必要があります。ボタンの反応範囲やリンク先はスマホから設定します。
###・プレビュー
プレビューでは実際にスマホに映した時の画面を見ることができます。ボタンを押すとリンク先にとび本物のアプリと同じような処理になります。
そして私はこのアプリの名前を、「Good direction」にしました。
これは、良い方向を英語にしたもので、このアプリを通して職場環境、企業内での人間関係、雇用関係、外国人の日本に対する思いすべてが、良い方向へ進むことを望むという思いからつけました。
アイコンも自分で作成して設定することができます。
###・カスタマージャーニーマップ
・カスタマージャーニーマップとは
ユーザーが商品やサービスに関わる際、認知・興味・検討・購入などの様々な行程があります。そしてユーザーの行動と、それに紐づく感情・思考・不満(課題)の動きを時系列にまとめたものをカスタマージャーニーマップといいます。
・作る目的
ユーザーの行動・感情・思考・不満(課題)を網羅的に俯瞰できる。
チームで共通認識を持つことができる。
課題の優先度を明確にできる。
#5.感想・まとめ
今回、Prottというプロトタイピングツールを使ってみて、思ったより操作方法は簡単だったなと思いました。プログラミング言語もいらず、デザインもパソコン一つで自由に考えられたので楽しかったです。しかし、アプリの試作品をデザインから作ったのは初めてだったのでユーザのことを考え、色合いや使いやすさを工夫するのは大変でした。結果的には、カラフルでも目がちかちかしないようにパステル風の薄い色使うという工夫をしました。文化や習性の違う外国人の誰もが使いやすいと思うアプリを考えるのはとても難しいのだということを知りました。日本で働く外国人をターゲットにしたけれど自分自身働いたことがなく、社会について知識が少ない中どんなシステムがあったら助かるのか考えるのは難しく感じました。そのため、実際に使いやすいかは外国人に使ってもらわないとわからないなと思いました。来年は、本物のアプリを作るので、その時はターゲットの声を聞いてアイデアを出していこうと思います。今回、カスタマージャーニーマップというものを初めて知りました。これは顧客が商品購入に至るまでの行動や思考を表したものです。どのようにしてアプリを知ってもらい広めてもらうか細かくイメージすることができました。授業の時間や家での隙間時間を使い短期間でProttを完成させることができたので良かったです。Prottを通してたくさんのことを学ぶことができたので、また生かす機会があったら知識を活用したいと思いました。
※作品をスマホでアクセスする際にはPrott Viewerをインストールしてください
Prott での制作物はこちらを[クリック][link-1]
[link-1]:https://prottapp.com/p/7fafe7#/s/5fb1101a4942fb36f08d6fa6
#6.その他
静岡県立島田商業高校 こちらを[クリック][link-2]
[link-2]:http://www.edu.pref.shizuoka.jp/shimada-ch/home.nsf/IndexFormView?OpenView
prottサイト こちらを[クリック][link-3]
[link-3]:https://prottapp.com/ja/
目次へ戻る