CloudWatch でメトリクス「Burst Balance」が出力される RDS と出力されない RDS があった時に調べたメモです。
結論
ストレージが 1000GiB かつボリュームが Nitro System で構成されたインスタンスにアタッチされていたため、バーストが行われず BurstBalance が出力されなかった。
gp2 ボリューム
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バーストパフォーマンス
・IOPS性能はI/Oクレジットを使用して最大 3000 IOPS までバーストされる -
ベースラインパフォーマンス
・ベースラインパフォーマンスはストレージで決まる
・ストレージが 1000GiB の場合、ベースラインパフォーマンスは 3000 IOPS になる -
今回 Burst Balance が出力されない RDS があった理由
・ストレージが 1000GiB
・既にベースラインパフォーマンスがバーストラインパフォーマンスの最大値 3000 IOPS を超えており、かつ Nitro System で構成されたインスタンスにアタッチされていたため、バーストが行われず BurstBalance が出力されなかった -
Burst Balance が出力されている RDS があった理由
・ストレージが 600 GiB
・ストレージが 600 GiB の場合はベースラインパフォーマンスが 1800 IOPS になる
・この場合はバーストラインパフォーマンスの最大値である 3000 IOPS を下回っているためバーストが行われ BurstBalance が出力される
以下詳細
gp2 ボリュームのパフォーマンス
IOPS パフォーマンス
ベースライン IOPS パフォーマンスは、最小 100 から最大 16,000 の間で、
ボリュームサイズの GiB あたり 3 IOPS のレートで直線的にスケールします。
IOPS パフォーマンスは次のようにプロビジョニングされます。33.33 GiB 以下のボリュームは、最小 100 IOPS でプロビジョニングされます。
33.33 GiB を超えるボリュームは、最大 16,000 IOPS (5,334 GiB (3 X 5,334) で到達) まで、
ボリュームサイズの GiB あたり 3 IOPS でプロビジョニングされます。
5,334 GiB 以上のボリュームは、16,000 IOPS でプロビジョニングされます。1 TiB 未満の (および 3,000 IOPS 未満でプロビジョニングされた) gp2 ボリュームは、長期間にわたって必要な場合に 3,000 IOPS にバーストできます。ボリュームのバースト機能は I/O クレジットによって制御されます。I/O の需要がベースラインパフォーマンスよりも大きい場合、ボリュームは I/O クレジットを消費して、必要なパフォーマンスレベル (最大 3,000 IOPS) までバーストします。
ちなみに gp3 ボリューム
gp3 ボリュームのパフォーマンス
gp3 ボリュームはバーストパフォーマンスを使用しません。これらは、フルプロビジョンド IOPS とスループットパフォーマンスを無期限に維持できます。
gp3 ボリュームは、ストレージの料金に含まれている 3,000 IOPS の一貫したベースライン IOPS パフォーマンスを提供します。
追加料金を支払うことで、ボリュームサイズの GiB あたり 500 IOPS の割合で追加の IOPS (最大 16,000 まで) をプロビジョニングできます。
32 GiB 以上のボリュームに対して最大 IOPS をプロビジョニングできます (GiB あたり 500 IOPS × 32 GiB = 16,000 IOPS)。