MacでTeX環境を構築する方法について書いていきます。
MacTeX 2018 をダウンロード&インストール
ここから
mactex-20180417.pkg (2018/12/26現在) をダウンロード.
ダウンロードした MacTeX をインストール.
.styファイルのダウンロード
今回はjlisting.styのダウンロードを例にとって説明します.
特にダウンロードしたいstyファイルがない場合は飛ばしてください.
jlisting.sty をダウンロード
jlisting は日本語を含むソースコードを表示するために必要.
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ここよりjlisting.styをダウンロードし解凍.
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styファイルの保存場所の確認
listing.styと同じ場所に保存するため以下のコマンドでファイルの場所を検索する.kpsewhich listing.sty
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解凍したstyファイルを先程確認したディレクトリに移動.
移動先は先程確認したディレクトリ.sudo mv jlisting.sty /usr/local/texlive/2018/texmf-dist/tex/latex/listing/
platex実行時に jlisting の権限がないと言われたらchmodで権限を付与.
sudo chmod +r /usr/local/texlive/2018/texmf- dist/tex/latex/listing/jlisting.sty
-
変更を反映させる.
sudo mktexlsr
確認
以下のような TeX ファイルを作成.
\documentclass{jarticle}
\usepackage{listings,jlisting}
\lstset{
language = C++,
breaklines = true,
numbers = left,
frame = tbrl,
tabsize = 4,
captionpos = t
}
\title{Mac で Tex 環境を構築}
\author{}
\date{}
\begin{document}
\maketitle
\section{Test}
MacTeX Test.
TeX テスト。
\section{ソースコードの表示}
\begin{lstlisting}
#include <iostream>
using namespace std;
int main(){
int a = 0;
cout << a << endl; # aを出力
return 0;
}
\end{lstlisting}
\end{document}
コンパイル.
platex test.tex
dvipdfmx test.dvi
正しくPDFファイルが作成できたら成功.
フォントのエラーでpdfを作成できない場合
ヒラギノフォントの埋め込みをする必要があります.
ここよりdmgファイルをダウンロードします.
dmg ファイルダウンロード後,中の app ファイルを起動するだけでヒラギノフォントが利用できるようになります.
素晴らしいですね.munepiさんに感謝です.