#はじめに
2021年6月にJava SE11 Silverを受験し、合格しました。
勉強方法や実際の試験内容など諸々まとめましたので、これから受験予定の方の参考になれば幸いです。
#Java SE11 Silver概要
◇試験日程:通年開催
◇受験料:3万円ほど(楽天でオンラインチケットを購入したら3000円ほどお得でした)
◇受験方法:会場受験、自宅受験から選べる
◇出題数:80問(180分の制限時間)
◇合格ライン:63%以上取れば合格
#勉強開始時の私のスペック
Java Silver勉強開始前の私のスペックは下記の通りです。
・HTMLとCSSが書ける
・JavaScriptとSQLを少し勉強したが殆ど忘れている
・実務経験0
・会社で2か月間Java研修を受けた
#使用したテキスト
使用したテキストは、こちらの黒本1冊のみです。
2か月間Javaの研修を受け基礎は身についていた状態だったので、入門書等は使用せず問題集のみで勉強しました。
完全にJavaを0から勉強される場合は、入門書を読んでから黒本に進まれた方がスムーズかと思います。
#勉強期間と勉強方法
###【勉強期間】
勉強期間は1か月半です。
###【勉強方法】
下記の勉強方法が、効果が高かったです。
やはり問題集を眺めるだけではダメで、実際に手を動かしてコードを書くことが大切だと感じました。
◇勉強方法
①黒本の問題を1章解く。
②答え合わせ。間違えたものは解説を読んで理解する。
③解説の要点をノートにまとめる。(ノートはこちらに公開してます)
④実際にコードを書いて、動作確認をする。
⑤①~④が終わったら、次の章に進む。
#実際のところ、黒本は何週すれば良いのか?
私は、5週しました。
ただ、「何週すればよいのか」という問いへの答えはないと思います。
人によっては2周で十分な方もいますし、私のように5週必要な人もいます。
ご自身の理解度や総まとめ問題の正答率に着目すれば、おのずと何週すれば良いかが見えてくると思います。
私が5週必要だった理由は、以下の通りです。
◇1周目:とにかく**殆どの問題がわからない。**それでも、とりあえず1周することが大切だと思い、なんとか総まとめ問題まで終わらせました。
◇2周目:1周目よりはわかる問題が増えたが、劇的に増えたわけではない。2周目にしてようやくノートを作り始めました(1周目の時に作ればよかったと後悔)。わからないところ、初めて知ったところを徹底的に調べてクリアにし、ノートにまとめました。(まとめたノートはこちら)
◇3周目:ようやく総まとめ問題で**正答率が7割に!**合格ラインは63%なので9割を目指してもう1周。
◇4週目:総まとめ問題の正答率は8割後半~9割に。正直自信はないが、このタイミングで受験予約。
◇5週目:試験前日に復習を兼ねて最後の1周。
#試験当日
###◇実際の試験内容
実際の試験内容をざっくりとまとめました。
①最初の10-20問は精神力を試される
最初の10-20問は、黒本に似た問題・簡単な問題が少なく、「ナニコレ」となる問題が多かったです。序盤でメンタルをやられる、というのは他の方も言っていたので覚悟はしていましたが、かなり動揺してしまいました。
②後半はラクラク。文章問題は黒本と全く同じ。
後半は黒本と同じ問題や、少し変えた問題が多く、スイスイ進みました。文章問題に関しては黒本と全く同じ問題が多く出ていたので、文章問題は暗記してしまうと強いかと思います。(ただし内容は理解した方が後々のためにもなると思います)
③時間が1時間も余った。
私の回答スピードは速くはなかったと思うのですが、見直しをしても1時間余ってしまいました。試験時間に関しては心配する必要はないと思います!
###◇テストセンターでの注意点
①部屋が寒い/暑い場合があるので、脱ぎ着できる服装が良いと思います。
①飲料等持ち込みは一切禁止。
③トイレもおそらく禁止。180分と長丁場になるので事前に済ませておきましょう。直前の水分補給はほどほどに。
④試験前に証明写真を撮られます。身だしなみを整えてから受付に行くことをお勧めします。
⑤ロッカーが小さいので、荷物はコンパクトにしていきましょう。
#落ちた人から学ぶこと
実際にJava Silverに落ちた方がQiitaで体験記を書いていたので、「どういう状態だと落ちるのか」を事前に知ることができました。不合格だった方に共通しているなと思った点は、下記3点です。
◇総まとめ問題を最後まで解かなかった。
◇答えを丸暗記してしまい、なぜその答えになるのか理解していなかった。
◇さらっと黒本を見ただけだった。
実務経験のある方でも落ちている方はいたので、やはり真面目に勉強するしかないのだなと思い、上記3点に当てはまっていないか意識しながら勉強しました。